2月商業動態統計|販売額34.9兆円3.8%減/卸売5.0%減・小売1.7%増と明暗

経済産業省が、2月度の商業動態統計速報を発表した。

昭和28年(1953年)から始められた商業動態統計は、工業統計と並んで、国の基幹統計である。小売業・卸売業を営む企業と事業所・店舗の事業活動に関する動向の把握を目的とするもので、毎月、調査・発表される。

その2月の商業販売額は34兆8770億円で全年同月を3.8%下回った。商業販売額は小売業と卸売業のすべての販売額である。

卸売業の販売額は23兆6490億円で6.2%減。そのなかで大規模卸売店の販売額は8兆7345億円で5.0%マイナスだった。

一方で、小売業の販売額は新型コロナウイルスの買い溜め需要もあって、11兆2280億円の1.7%プラスだった。

内訳は、医薬品・化粧品小売業が9.2%増、飲食料品小売業が3.9%増、燃料小売業が2.9%増、機械器具小売業が2.1%増、その他小売業が1.0%増、無店舗小売業が0.9%の増加となった。一方、百貨店などの各種商品小売業が4.6%減、織物・衣服・身の回り品小売業が3.4%減、自動車小売業が0.8%減。

小売業態別の販売額を伸び率順に並べると以下の通りになる。

ドラッグストア     +18.9%(6054億円)
ホームセンター     +9.6%(2345億円)
スーパー        +6.0%(1兆327億円)
家電大型専門店     +5.2%(3245億円)
コンビニエンスストア  +3.4%(9308億円)
百貨店            ▲11.8%(4060億円)

百貨店・スーパー販売額は1兆4387億円、前年同月比0.3%のプラス。ただし百貨店は4060億円の11.8%減(既存店は10.5%減)の大幅減収だ。総合スーパーは1兆327億円の6.0%増(既存店は5.3%増)となり、明暗が分かれた。商品別では衣料品は13.4%減少したが、飲食料品は5.1%と高い伸びを示した。

コンビニエンスストアの売上高は9308億円、3.4%の増加だ。ファストフードと日配食品は4.5%増、加工食品4.8%増、非食品4.2%増。

家電大型専門店販売額は3245億円で5.2%の増加。AV家電が14.0%増、生活家電8.5%増、情報家電5.3%増だが、通信家電が15.3%減、カメラ類が9.7%減。

ドラッグストア販売額は6054億円で18.9%増だ。ヘルスケア用品(衛生用品)・介護・ベビー46.5%増、家庭用品・日用消耗品・ペット用品30.6%増、OTC医薬品18.0%増、食品17.8%増、調剤医薬品16.2%増、トイレタリー14.5%増、健康食品13.2%増、ビューティケア(化粧品・小物)2.9%増とすべて商品分野が前年を大きく上回った。

ホームセンター販売額は2345億円、9.6%の増収だ。家庭用品・日用品24.2%増、ペット・ペット用品12.1%増、DIY用具・素材6.1%増、カー用品・アウトドア6.0%増、園芸・エクステリア4.6%増、電気3.4%増、インテリア1.7%増。

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