6月労働力調査|就業者数は6873万人35カ月増加・「製造業」1020万人
総務省統計局が2025年5月の「労働力調査」を発表した。
6月の就業者数は6873万人。前年同月に比べて51万人増加した。35カ月連続のプラスとなった。男女の内訳では男性が 3728万人、女性が 3145万人。就業率は62.6%、15~64歳の就業率は80.6%。
正規の職員・従業員数は3720万人。前年同月に比べ51万人の増加。20カ月連続して増加している。一方、非正規の職員・従業員数は2137万人。前年同月に比べ16万人の増加。6カ月連続で増加した。
主な産業別就業者数を見ると、最も多いのは「製造業」の1020万人。次に多い「卸売業,小売業」は1012万人で、前年と比較すると62万人減少している。
また産業別で増加したのは、「情報通信業」37万人増、「サービス業(他に分類されないもの)」27万人増、「宿泊業,飲食サービス業」「医療,福祉」18万人増、「建設業」「運輸業,郵便業」17万人増、「教育,学習支援業」11万人増、「学術研究,専門・技術サービス業」2万人増。
完全失業者数は176万人で、前年同月に比べ5万人の減少。完全失業率(季節調整値)は2.5%で、前月と同率。
そして非労働力人口は3917万人で前年同月に比べ74万人減少した。40カ月連続の減少で、就業する人が増えている。