11月SC統計|既存SC売上高6.2%増/気温低下で冬物商材が稼働

(一社)日本ショッピングセンター協会(東京都文京区、菰田正信会長)が2025年11月の「SC販売統計調査」を発表した。調査対象は566ショッピングセンター(SC)。

11月度の既存SC売上高は、前年同月比6.2%増加した。気温の低下による冬物商材の稼働に加え、休日日数が多かったことで前年を上回った。

立地別に見ると、中心地域は総合で5.5%増、周辺地域は6.5%増加した。中心地域は販促施策やイベント開催が来館増につながった。周辺地域はレジャー需要にも対応する広域商圏型SCがとくに好調だった。

地域別では全エリアで前年プラスとなった。九州・沖縄9.5%増、近畿8.0%増、中部7.3%増、北陸6.6%増、関東5.3%増、中国は5.2%増、東北4.6%増、四国4.5%増、北海道2.9%増だった。

業種別では、「ファッション」は気温低下によりアウターや厚手のニットなどの冬物衣料が稼働したほか、大型店のセールや各店舗のブラックフライデーセール、館のポイント施策などが売上げを後押しした。

「雑貨」は気温低下により保湿・防寒アイテムが好調だった。また、キャラクター雑貨のほか、シール交換ブームによりファンシー雑貨が好調なSCもみられた。

「飲食」は、クリスマススイーツなどの季節メニューの稼働や忘年会利用が売上げにつながった。新店のオープンや館周辺でのイベント開催により飲食利用が増えたSCもみられた。

「サービス」は、美容やリラクゼーションが好調だった。

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