5月スーパーマーケット統計|売上高1兆円超の11.3%増/既存店9.8%増

スーパーマーケット販売統計5月度が発表された。一般社団法人日本スーパーマーケット協会(JSA)、オール日本スーパーマーケット協会(AJS)、一般社団法人全国スーパーマーケット協会(NSAJ)3団体の会員企業270社の調査になる。

総売上高は前年同月比111.3%の1兆0009億7962万円。既存店売上高は109.8%だ。

5月は14日に東京・大阪など8都道府県以外の39県で緊急事態宣言が解除された。21日には大阪府、京都府、兵庫県も解除された。しかし外出自粛や在宅勤務に伴う需要が、スーパーマーケットの売上げを押し上げている。

日配食品や加工食品、日用品などのカテゴリーで軒並み対前年比増のなか、惣菜は97.8%と2.2ポイント落ち込んでいる。

青果は大型野菜を中心に相場高だったことから一品単価が上昇して、全体としては好調に推移した。一方果実は、地域の気温差によってスイカやメロンについては好不調が分かれた。水産物は、外食営業自粛などの影響で一部ブランド鮮魚の相場に下落が見られ、購入しやすい価格で提供できたことで販売は好調だった。畜産は、ゴールデンウイーク期間の焼肉やBBQの需要は減少した。牛肉は水産同様、外食での需要が減少したことで和牛相場が下落。その受け皿となったスーパーマーケットでは高単価牛肉が好調に推移した。

■5月度スーパーマーケット販売統計

■スーパーマーケット販売統計(パネル270) 既存店前年同月比推移 2012年1月~

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