トクバイnews|防災対策調査/南海トラフ情報後、半数が「備蓄を確認」

チラシ・買い物情報サービス「トクバイ」を運営する(株)ロコガイドはトクバイユーザー1900名を対象に、9月1日の「防災の日」に向けて、家庭での防災対策に関するアンケート調査を実施した。

家庭での防災対策がどの程度できていると感じるかたずねたところ、「あまりできていない」46.7%、「全くできていない」18.1%を合わせた6割以上が「できていないと感じる」と回答。

家庭で行っている防災対策では「自宅での災害用備蓄(飲料水・食料品・生活用品など)」65.6%が最も多く、次いで「避難場所・避難経路の確認」44.3%、「非常用持ち出し袋の用意」38.2%、「ハザードマップの確認」36.4%が続いた。

今年8月8日の南海トラフ地震臨時情報発表後に備えたことについて、「自宅での災害用品の備蓄(飲料水・食料品・生活用品など)を確認・追加・用意した」46.5%が最も多く、在宅避難を想定した備蓄について対策した人が多かった。続いて「避難場所・避難経路を確認した」23.1%、「ハザードマップを確認した」22.0%、「家族や同居者と被災時について話し合った」21.4%、「非常用持ち出し袋の中身を確認・追加・用意した」20.6%とそれぞれ2割以上が対策したと回答。

自宅で備えている防災用品については、全体の85.5%が「懐中電灯」を常備していた。続いて「カセットコンロ」53.6%、「予備電池・非常用バッテリー」48.9%、「ラジオ」44.4%、「携帯電話など電子機器の充電器」44.1%の割合となり、停電時や通信手段の確保を意識した防災用品を準備していることがわかった。

食料品と飲料水の備蓄量については、食料品では47.5%、飲料水では40.8%の人が2〜3日分を備蓄、4〜5日分以上の中期的な備蓄を行っている家庭もそれぞれ約4割という結果となった。農林水産省によると家庭用の食料品の備蓄は「最低でも3日分、出来れば1週間分程度の備蓄に取り組むことが望ましい」とされており、3日程度を基準に備えを行っている家庭が多いことがうかがえる。

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