1月家電チェーン統計|販売額3821億円で2.8%増/「情報家電」11%超え
経済産業省発表の「商業動態統計速報」によれば、1月の家電大型専門店販売額は3821億円で、前年同月に比べて2.8%増加した。
(経済産業省大臣官房調査統計グループ編商業動態統計月報より)
カテゴリー別に見ると、「情報家電」が11.5%と二桁増。ほかに「AV家電」4.6%と「生活家電」1.8%が前年を上回った。一方で減少したのは、「カメラ類」▲5.5%、「その他」▲5.5%、「通信家電」▲3.0%。店舗数は前年同月より2.5%増加し、2526店舗となった。しかし前月の12月に比べると3店舗減少している。
主要家電大型専門店で月次報告を公表している3社の1月の結果は、以下の通り(%は前年同月比)。ヤマダ電機、ヨドバシカメラ、ノジマなどは公表していない。
(株)ビックカメラ
ビックカメラ+コジマ 全店売上げ +9.5%
ビックカメラ 全店売上げ +11.5%
(株)エディオン
全店売上げ +1.9%
直営店売上げ +1.7%
(株)ケーズホールディングス
グループ売上げ +4.7%
*グループ(ケーズホールディングス、デンコードー、ギガス、関西ケーズデンキ、ビック・エス、北越ケーズ、九州ケーズデンキ、FC)
1月の結果は11月、12月に続き3社とも前年超え。とくに「ビックカメラ」は伸び率が高い。あと1カ月で上半期を終えるが、現段階で「ビックカメラ+コジマ」9.5%、「ビックカメラ」11.8%と前半戦は好調だ。
「エディオン」は3月決算なので、あと2カ月で今期を終えるが、今のところ「全店」1.5%、「直営」1.4%と、なんとかプラスを維持している。また同じく3月決算の「ケーズホールディングス」は2カ月を残して、3.0%増。3社ともに今期はいい決算が期待できる。
検索ワード:家電大型専門店 1月 売上高 ビックカメラ エディオン ケーズホールディングス