良品計画news｜関東最大規模&大型食専門売場導入の｢無印良品 港南台バーズ｣

(株)良品計画（東京都豊島区、松﨑曉社長）は、横浜市港南区のJR港南台駅前にある港南台バーズに、関東最大の売場面積となる大型店「無印良品 港南台バーズ」をオープンする。169坪の既存店舗を大幅に増床して2層1548坪と拡げ、関東では初となる”食”の大型専門売場を備えた無印良品の店舗として開設する。

4月22日（木）に衣料品・生活雑貨を扱う1階を先行オープン、5月14日（金）に食品・生鮮を取り扱う地下1階をグランドオープンするという2段構え。

同店は、１．食と農、２．資源循環、３．くらしのサポート、４．まちづくりの4つをテーマに取り組む。

食と農では、地域と共生して生産者と食卓をつなげる地産地消に取り組む。また店舗の核となる”食”の大型専門売場は、クイーンズ伊勢丹を展開する(株)エムアイフードスタイル（東京都新宿区、雨宮隆一社長）に運営を委託する。さらに鮮魚専門店の中島水産(株)（東京都中央区、中島明社長）もテナント出店する。

そして「食」をテーマにしたキッチンカウンターを設け、管理栄養士・食育アドバイザーや生産者と住民が、それぞれの知恵を交換しながら教え合い、学び合う空間を用意する。このオープンキッチンを活用して、食材を活かした料理のライブ配信やレシピ提供も行っていく。これは無印良品として初の取り組みになる。

資源循環では、フードロス削減の一環として食品の量り売りを導入する。コーヒーやナッツやドライフルーツなどの約30種類の食品を、20グラム以上から1グラム単位で、1個ずつ、一人分ずつの最小単位で販売し、「食のコンパクトライフ」を提案する。またプラスチックごみ削減の施策として、無料の給水サービスを行う。店内2カ所に給水機を設置し、同社オリジナルの「自分で詰める水のボトル」(有料)か、マイボトルに水道水を詰めてもらう。

くらしサポートでは、1階に相談カウンター「MUJI SUPPORT」を設けて専門スタッフ（インテリアアドバイザー）がアドバイスしたり、自宅に訪問してソリューションを提案したりする。

まちづくりでは、行政と連携して「食と農」「資源循環」「くらしのサポート」「まちの再生」の4分野に取り組む。そして地元で活躍するさまざまなジャンルの人と連携し、マルシェ販売やイベントを開催していく。

良品計画の店づくりは食への傾斜が一層強まっている。

■無印良品 港南台バーズ
所在地／神奈川県横浜市港南区港南台3-1-3 港南台バーズB１F・1Ｆ
売場面積／約1548坪（約5117.87㎡）← 増床前 : 169坪（約558.68㎡）
営業開始日／2021年5月14日（金）（1階は4/22（木）先行オープン）
営業時間／10：00～20：00
フロア概要／B1階：食の専門売場とオープンキッチン、1階：衣料品・生活雑貨、暮らしをサポートするサービスを展開