西友news|4/29「西友春日店」を「サニー春日店」として改装開業

合同会社西友(東京都北区、大久保恒夫CEO)は、西友春日店(福岡県春日市)を改装して4月29日(木・祝日)にオープンする。名称は「サニー春日店」に変更される。

西友が「サニー」の名称で運営する店舗は、九州エリアに現在65店舗ある。「サニー」はもともと百貨店の岩田屋の子会社として発足し、福岡県を中心に熊本県、佐賀県、大分県にレベルの高いスーパーマーケットチェーンを展開していた。したがって九州地方で地域住民に親しまれている。そこで今回の改装を機に、名称を西友からサニーに変更した。売場は1フロア3234㎡(978坪)とスーパーマーケットとして最大級で、駐車場も1354台(共用)と十分だ。そのうえ年中無休で24時間営業。強力なスーパーマーケットの登場である。

サニー春日店が1階に入居する複合商業施設「アクロスモール春日」は主要幹線道路に面しており、車でのアクセスもよい。そのため周辺住民だけでなく、広域からの来客も期待できる。アクロスモールはダイワハウス系列の大和情報サービス(株)が運営するショッピングセンターだ。


サニー春日店が入居する「アクロスモール春日」

改装の目玉は、西友が楽天グループと共同で運営する「楽天西友ネットスーパー」の作業場を売場内に設置したことだ。コロナ禍でネットスーパーの需要は急速に高まっている一方で、「使ってみたい」とは思いながらも、まだネットスーパーを利用したことがない顧客も多い。

そこで、ネットスーパーへの理解やサービスへの信頼性を一層深めてもらうことを目的として、通常は店舗後方に設置するネットスーパーの作業場を売場内に移設し、梱包などの出荷作業を買物中の顧客が見ることができるようにした。また、作業場の壁面にあたる部分には、自宅に配送してもらったら便利だと思われるケース飲料などの重い商品やかさばる商品を配置している。

さらに、「店員さんの目利きで選ぶから、いつも新鮮で安心」など、実際に顧客から寄せられている声をもとにネットスーパーのベネフィットを訴求し、サービスの認知度向上や新規会員獲得、利用促進を積極的に行う。これら一連の取り組みは西友およびサニーでは初となる。

今回の改装では、近隣市場から直送される鮮度のよい商品や地元で親しまれている商品を強化し、快適に買物ができる売場づくりをした。

青果部門では、九州で運営している「小さな農園」の地場野菜や、福岡県産を中心に九州各地の契約農家から直送される新鮮な野菜を多数品揃えした。「福岡市場」から直送する旬の野菜の取り扱いも新たに開始する。

水産部門では、福岡市場や唐津魚市場からの市場調達を強化する。旬の地魚コーナーを設置し、その日に仕入れた旬の新鮮な魚を提供する。また、唐津、鹿児島加工干物に加え、大分「高橋水産」の干物を新たに展開するなど、地場商材の取り扱いを拡大する。

畜産部門では、福岡を代表するブランド鶏「華味鳥」や九州銘柄和牛の品揃えを強化する。また、西友とサニーの人気商品である「アンガスビーフ」や「熟成うまリッチポーク」も取り揃える。

惣菜部門では、鹿児島県赤鶏さつまを使用した「つくね丼」や日南どりを使用した「竜田揚」など九州の食材や調味料を使用した商品を拡充した。宮崎県ヤマエ醤油を使用した「かしわおにぎり」や郷土料理「だし香るがめ煮」など、地元で人気のメニューも強化している。また、甘さを控えた「おはぎ」など、スイーツもおすすめ商品として品揃えする。

デイリー商品では、福岡の老舗「志岐蒲鉾」、九州産大豆 “ふくゆたか” を原料にした豆腐、ご当地ラーメンなどをコーナー化した。福岡で親しまれ、店舗近くに工場がある「リョーユーパン」や1948 年の創業以来、パンのおいしさ、食事の楽しさを 伝えてきた「タカキベーカリー」のパンもコーナー展開する。

プライベートブランド商品(PB)では、消費者テストで支持率80%以上を得たものだけを商品化する「みなさまのお墨付き」の商品を集めたコーナーを導入した。在宅時間を豊かにする簡便商品「On the ごはんガパオ」や、糖質を50%カットした「大豆粉入りドーナツ」といった健康を意識したギルトフリー(罪悪感を感じなくてもよい)商品など、新しい生活様式にあわせた商品も取り揃えた。

設備面ではセミセルフレジ6台、セルフレジ10台を導入し、レジ待ちの時間を減らすだけでなく、非対面での支払いにも対応した。

■サニー春日店
所在地/福岡県春日市春日5-17
売場面積/3234㎡(978坪)
駐車台数/1354台(共用)
営業時間/年中無休、24時間営業
店長/江越一郎

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