H2Onews|「阪神梅田本店」10/8建て替え第2期先行オープン

エイチ・ツー・オーリテイリング(株)(大阪市北区、荒木直也社長:H2O)は、10月8日(金)、建て替え工事を実施している「阪神梅田本店」の第2期棟部分を先行オープンする。「阪神梅田本店建て替え計画」は、2014年秋にスタートし、2018年4月に第1期棟が竣工している。2022年春には地下食料品売場を拡大し、グランドオープンする予定だ。

10月時点での総売場面積は4万7000㎡(2014年対比89%)、2022年春には総売場面積は5万3000㎡(2014年対比100%)となる。阪神梅田本店の2020年度の売上実績は278億円だった。立て替え完了後の2022年度の売上目標は730億円を見込む。

ストアコンセプトは「毎日が幸せになる百貨店 live in clover everyday」。お客の関心事を軸に構成した売場の単位を「ワールド」と定義し、商品カテゴリーを横断したライフスタイル提案や、手軽に今を感じられるトレンド集積など、それぞれのフロアで独自の体験を提供する。

リニューアルのポイントは3つ。

第1は「食の阪神」の創造。
「大阪の台所」と呼ばれたデパ地下に加え、1階は新たに、趣味・嗜好性の高い食に特化した食品フロアに改装される。また、今回復活する9階のレストラン街には、おなじみの名店のほか、食通の大人たちも満足できるフードホールを併設した「阪神大食堂」が、地下2階には立地の良さを活かした「阪神バル横丁」が誕生する。さらに、各階には個性派カフェやレストランを配置し、館全体の4層が食関連のフロアとなる。

•1階
新本店のシンボルフロアで、エンターテイメント型の食体験を提供する。天井高約6m、北側全面ガラス張りの開放的な空間に、集い、味わう、全く新しい食体験スペース「食祭テラス 」(約330㎡)を創設する。新生阪神百貨店を象徴する食の新感覚イベントスペースで、食のプロ=スーパープレゼンターが毎週登場し、新たな食を提案する。

•9階
注目のフレンチ、創作中華の名店など、話題店の料理が楽しめるフードホール「阪神大食堂」を設置する。広さ1850㎡に、牛肉重「北新地はらみ」、串揚げ「蜻蛉揚物店 北新地again」、お好み焼き・焼そば「タンポポ」、スパイスカレー「ボタニカリー」、中華料理「空心」、フレンチ「リエゾン」、パスタ・グリル「タブロ Є ラチェルバ」、ベトナム料理「リヴゴーシュ」の8店舗が出店する。

•地下2階
「阪神バル横丁」では、昼はランチメニュー、夜ははしご酒が楽しいスタイリッシュネオ酒場を提案する。和バル「季節の和とお酒 うめさくら」、焼鳥バル「CHIKICHIKI」、肉バル「ギャロダイナー」、餃子・中華バル「溢彩流香 餃子小厨」、日本酒バル「京のおばんざい ぽんしゅ杉」、クラフトビール「CRAFT BEER BASE BRANCH」、イタリアンバル「酒屋食堂 スタンドましか」、スペインバル「ラ クッチャーラ デ ドノスティア」、スペインバル「コメル。ドノスティア」といった街で人気の話題店のほか、行列店、予約が取りにくい有名店が出店する。

第2は「新しい体験価値」の創造。
市場が成熟化し、人それぞれの趣味嗜好が多様化した現在、「好き」を共有するコミュニティを形成するため、タイプに合わせた体験スペースを、全館で50カ所に設置する。

リアル店舗のライブの魅力をデジタルで拡張する4カ所のコミュニティスタジオ、パーソナライズされた体験を提供する9カ所のサロン、オープンスペースで気軽に参加・体験できる37カ所のイベントスペースなど。

第3はOMOで実現する「ファンコミュニティの創造」。
ファンコミュニティの旗振り役として、好きなことを追求する百貨店スタッフ「ナビゲーター」を100人スタンバイさせる。自分たちの感性で日常の暮らしを豊かにする、ちょっとしたアイデアやヒントを、店頭イベントを中心にSNSでも発信する。

■阪神梅田本店
所在地/大阪市北区梅田1丁目13番13号
営業フロア/地下2回~地上9階
売上目標/730億円(2022年度:2020年度売上実績278億円)

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