ローソン 医療モール一体コンビニ九州で展開
首都圏を中心に調剤薬局併設型コンビニエンスストアを36店舗展開するローソン。今度は九州で医療モールと一体となった店舗を開発して展開する。
ローソンは9日、九州で調剤薬局やドラッグストアなどを64店舗展開するミズ(佐賀県)と業務提携したと発表した。ミズがFCオーナーとなる初の調剤薬局併設型コンビニ「ローソン+MIZ」の第1号店を来春、佐賀市内に出店する。オープン日は未定。
今回の業務提携によって両社のノウハウや強みを活かし、地域住民の健康づくりや予防に貢献する「健康ステーション機能」を持つ新型店舗を共同で開発する。今後5年間で20店まで増やす。
「ローソン+MIZ」第1号店は、調剤薬局併設型コンビニと、内科や皮膚科、産婦人科、歯科など複数の診療機関が入った医療モール、さらに高齢者向け住宅型有料老人ホームが一体となった新施設。
店内では医療機関の処方せんへの対応、薬剤師による健康相談のほか、メタボリックシンドローム、認知症、ロコモティブシンドロームなどの予防、健康診断やがん検診の受診勧奨など地域住民が参加できる健康プログラム、専属スタッフによる介護相談など専門性の高いサービスも提供する。
新ストア・フォーマットと称する店舗モデルは、完成された既存の二つのフォーマットをコンバイン(結合)することでつられる。その典型がこの「ローソン+MIZ」ということができる。
この案件、どんどん増えていくことになる。
業界最大手のセブン-イレブンが新フォーマットに対して極めて慎重な姿勢を崩さないが、ローソンやファミリーマートは逆に積極的で、それがこの業態そのものの充実を促している。
「健康」を戦略の軸とするローソン。その立ち位置がどんどん鮮明になってきた。
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