三菱地所NEWS|インドネシア初のアウトレットモール事業に参画
三菱地所(株)(東京都千代田区、吉田淳一社長)は、シンガポール証券取引所上場の総合デベロッパーである Tuan Sing Holdings Limited(以下、Tuan Sing社)と共同で、ジャカルタ特別州東部のカラワン県においてラグジュアリーアウトレットモール事業「The Grand Outlet – East Jakarta」に参画する。
このプロジェクトは、約8万8000㎡の広大な敷地に約180店舗(店舗面積約2万6000㎡)のインターナショナルブランドを取り揃えたアウトレットモールを開発するもので、インドネシアにおける初の大規模ラグジュアリーアウトレットとなる。なお、着工は2022年半ば、開業は 2023年後半を予定している。
「The Grand Outlet – East Jakarta」は、ジャカルタとインドネシア第三の都市バンドンを結ぶインドネシア最大の交通量を有する高速道路沿いに位置しており、ジャカルタ中心部から車で約60分(40km)、最寄りのインターチェンジからも約10分(3.5km)と、車でのアクセスが良い。また、2022年末には、この計画地から約3kmの位置に同じ2都市を結ぶ高速鉄道の駅が整備される予定で、一層の利便性の向上が期待される。
設計は(株)三菱地所設計が担当し、“Shopping in Nature” をメインコンセプトに、自然から着想を得た心地よい空間を演出する。憩いの場やイベントスペース “Green Hub” を設け、さまざまなイベントを開催するほか、キッズパークやフードコートも充実させる。ショッピングだけでなく、1 日中アウトレットモールで楽しむことのできる環境を提供する。店舗構成では、ラグジュアリーブランドを中心とした物販店舗と、カフェやレストランなどの多様な飲食店舗を約180店舗誘致する計画だ。
このプロジェクトは同社グループとしてインドネシアにおける初のアウトレットモール事業だが、2019年に参画したタイのラグジュアリーアウトレット「CentralVillage」では、2022年1月に拡張をしたほか、その他の国においても新たな事業機会を検討するなど、継続的に新規出店計画を進めている。
■The Grand Outlet – East Jakarta
所在地/インドネシア ジャカルタ特別州郊外カラワン県
敷地面積/約8万8000㎡(2万6620坪)
規模/地上1階建(一部2階建)、駐車場(バイク置き場含む) 約1200台
用 途/アウトレットモール
延床面積/約4万9000㎡(1万4823坪)
店舗面積/約2万6000㎡(7865坪)
総事業費/約70億円
出資比率/三菱地所 50%・Tuan Sing社 50%
スケジュール/2022年中頃 着工予定、2023年後半 開業予定