パルコnews｜2023年春、熊本市にパルコ編集の商業施設｢HAB@｣開業

(株)パルコ(東京都渋谷区、牧山浩三社長)は、熊本市中心部に建設中の新築ビル「(仮称)下通GATEプロジェクト」の一部を同ビル所有者である山陽(株)から貸借し、商業施設を出店する。

熊本PARCOは建物の老朽化、周辺の商業環境の変化などによって2020年2月末に営業を終了した。33年間親しまれてきたこの地に、地元企業の新業態店舗やエリア初出店の飲食・ライフスタイル雑貨を集積した編集型商業施設を2023年春に出店する。施設名称は「HAB@(ハブアット)」に決定した。

｢HAB@(ハブアット)」は、街における遊びや暮らしのハブポイント(=HUB)として、地域の魅力を取り入れながら幅広い世代のニーズに応える独自の魅力をもった(=HAVE)場所を目指す。街の賑わい創出の一助となるべく、地域にフォーカスしていく姿勢を表すため、場所を表す前置詞=@(アット)を地図のピンのアイコンを模したデザインで名称の一部として採用した。

フロア構成は、以下の通り。
2階は、熊本・福岡を拠点とする企業やオーナーによる新業態飲食店、熊本初進出の人気店など昼夜を問わず豊かな食が楽しめるレストランフロア。1階は、待ち合わせに最適なカフェやデイリーからギフトまで幅広く兼ね備えた食や身の回りを中心とした専門店集積フロア。地下1階は、暮らしをアップデートする生活雑貨やサービスを中心とした専門店フロア。

(株)ローカルデベロップメントラボは、福岡を拠点として全国の地域に眠る未活用になった施設に新たな価値を見出し有効活用していく専門家集団。HAB@2階に、新たな拠点として九州エリアの食材を活かしたベーカリー＋ローカルの価値を編集し発信する地域共生型店舗を出店する。

ローカルデベロップメントラボでは、ローカルとまちをつなぎ、新たな価値や魅力をつくっていくプロジェクト「p-peace」をスタートさせる。その一環として熊本県小国町の木糸を用いたプロダクトの普及を目指す企画をパルコと(株)CAMPFIREが共同運営する購入型クラウドファンディングサービスBOOSTERで展開する。

■(仮称)下通GATEプロジェクト
所在地／熊本県熊本市中央区手取本町5番1
建物構造・規模／鉄骨造地下1階～地上11階建て
延床面積／9992.42㎡(3023坪)
開業時期／2023年春(予定)
店舗数／20店舗(予定)