マックスバリュnews|「グランド千種若宮大通店」(名古屋)改装開業
マックスバリュ中部(株)(名古屋市中区、鈴木芳知社長)は、4月28日(土)に「マックスバリュ グランド千種若宮大通店」をリニューアルオープンする。
同店は、イオンタウン(株)が運営するネイバーフッド(近隣型)ショッピングセンター「イオンタウン千種」の核店舗である。住所は名古屋市千種区千種。このイオンタウンは、イオングループの2つの大規模ショッピングセンターのちょうど中間点にある。すなわち東区のイオンモールナゴヤドーム前と熱田区のイオンモール熱田である。どちらも大型のリージョナルショッピングセンターであるから、その中間点に生活圏型の小型モールがある。
もともとはサッポロビール名古屋工場跡地の千種アーススクエアに、2005年5月28日にグランドオープンをした物件だ。
各店のスーパーマーケットは、レギュラータイプよりも品揃えを充実させた「マックスバリュ グランド」フォーマットである。
今回の改装のポイントは2点。1つ目は、「ちゃんとごはんスタジオ」、「ちゃんとごはんステーション」を新設すること。同社は食育活動「ちゃんとごはん」を広く認知してもらい、旬の食材や栄養価を理解して、よりおいしい調理方法や摂取方法を実践することに、重点的に取り組んでいる。そのためのスタジオとステーションが新設される。
2つ目は、忙しい顧客の買い物時間を短縮するために「店舗受け取りロッカーサービス」を新規導入すること。
「ちゃんとごはんスタジオ」は、食を通じて顧客の生活を豊かにしたいという思いから出来た新しいサービス空間である。食と健康に関する情報、旬の食材のおいしい食べ方を発信し、さらに調理方法なども体験できる場となっている。また、同スタジオでは主婦向けの料理教室はもちろん、子ども向けの料理教室や男の料理教室も実施する予定だ。
「ちゃんとごはんステーション」は、歳時記に合わせて旬の商品や地元食材を使用したレシピを提案する。顧客に試食してもらい、よりおいしく、より栄養価の高い調理方法や摂取方法を紹介する。また、同社のオリジナルレシピカードを配布し、毎日の献立を考える時間・買い物時間・調理時間短縮の一助とする。
「店舗受け取りロッカーサービス」は、パソコンやスマートフォンでネットスーパーサイトから注文した商品を、同店内に新設された受け取りロッカーで受け取れるサービス。入会金・利用料は無料で、注文から最短2時間で受け取りが可能となっている。このサービスを利用することで、買い回り時間やレジ精算の待ち時間を短縮することができる。
もちろん通常の売場も最新形に変更される。青果売場では、トマトやサラダ野菜を中心に、オーガニック野菜の品揃えを拡大する。
水産売場では、産地直送で仕入れた新鮮な生魚を、同社独自の専用干物製造機を使用して、自家製の干物を製造して提供する。
畜産売場では、「対面コーナー」と「切りたてローストビーフコーナー」を新設する。対面量り売りコーナーでは、松阪牛をはじめ、鹿児島県産黒毛和牛、愛知県産牛を顧客の要望に応じてカットする。
惣菜売場では、 新鮮なトマトを使用した「カプレーゼ」をはじめ、20種類以上のサラダや惣菜を「フードバー」として提供する。畜産売場で販売しているローストビーフを使ったサラダなども展開し、品揃えの拡大を図っていく。
また、新たにピザ専用焼成機を導入する。注文を受けてから焼くことで、出来立てアツアツのピザを提供できる。