サークルK・サンクス+ファミマ連合で無印良品のコンビニ販路1.5倍へ
2016年10月19日(水)、つまり今日から、「無印良品」の衣料品やステーショナリー、食品など約260アイテムが、全国のサークルKおよびサンクス約6300店で取り扱いが開始される。
これまで無印良品を展開する(株)良品計画は、国内のコンビニエンスストアでは、ファミリーマートのみに商品を供給していた。
9月1日のファミリーマートとユニーグループ・ホールディングスの経営統合にともなって、サークルKとサンクスでの展開にまで広がったわけだ。良品計画にとっては販売チャネルの拡大につながり、コンビニエンスストアでの展開は従来の約1.5倍、約1万8000店となる。
その良品計画だが、2017年2月期第2四半期までの国内の直営店は323店舗、ライセンスドストア67店舗、西友28店舗の国内計418店舗。海外では363店舗を展開。国内外合計では781店舗となる。
2017年2月期第2四半期までの営業収益は1617億1700万円(前年比9.7%増)。売上高は1613億5300万円(同9.6%増)、経常利益は173億9300万円(同6.9%増)で増収増益と好調。
良品計画は海外での展開を拡大させている。とくに中国を含む東アジアへの出店は堅調で、2017年2月期第2四半期段階で、246店舗におよぶ。2015年12月12日には、中国・上海市の中心部に「無印良品 上海淮海755」を開業した。この店は同社が世界旗艦店と位置づける大型店舗だ。景気減速と言われる中国市場だが、それでも6%以上の伸びを見せる。無印良品の出店は年間50店ペースを継続していく。
また良品計画では中国への出店計画と併せて、 販売チャネルの多角化戦略として、2016年4月24日に「無印良品」の中国向けオンラインストアを開設した。
中国Eコマース市場は急速な拡大を見せる。オンラインストアの構築は中国顧客の獲得のためには必須の戦略になる。他社モールに出店するのではなく、独自サイトを構築することで、「無印良品」ブランドのロイヤルティを守り、正確な情報発信を図っていく方針をとったとみることができる。
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