ヤマザワnews｜見切りシールのデジタル化と売価変更の自動化の実証実験

(株)ヤマザワ（山形県山形市、古山利昭社長）はBIPROGY(株)（東京都江東区、齊藤昇社長）と、見切り（値引き）シールのデジタル化と売価変更の自動化で、見切り業務のDXとフードロス削減を目的とした実証実験を7月18日から開始する。

実証実験は、消費期限の短い惣菜類に貼っていた見切りシールをデジタルサイネージや ESL（電子棚札）での表示に代替することで、段階的に最適な値引き価格の提示を行い、小売店の生産性向上や需要平準化によるフードロス削減を目指す。

この見切りシールを活用した売価変更業務には、惣菜部門の約8％の人時（労働力）が発生している。業務の省力化と効率化に課題があった。2024年3月に実施した第一弾実証実験では、約7割の消費者が値引き後の売価を認識できたことから、今回の実証実験では、消費者の購買意欲への影響を最小化できる、よりわかりやすい値引き価格の表示方法などを検証する。