ターゲットnews|第2Q総収入3.6%増の1.8兆円/eコマース34%増が牽引

米国ディスカウントストアチェーンのターゲット(ミネソタ州ミネアポリス、ブライアン・コーネルCEO)は、2019年度の上半期決算を発表した。

8月3日で終了した第2四半期の総収入は、前年同期比3.6%増の181億8300万ドル(1ドル100円換算で1兆8183億円)、営業利益は16.9%増の13億2400万ドル(1324億円)、純利益は17.4%増の9億3800万ドル(938億円)の増収増益だ。1株当たりの利益も22.0%増の1.82ドル。

既存店は客数が2.4%伸びた。客単価も0.9%プラスで、売上高は3.4%増加した。

eコマースの売上げは34%増となり、既存店売上げに1.8%寄与した。全体売上げの7.3%を占める。なかでも即日配達はとくに人気が高く、顧客のおよそ20%が利用している。過去3カ月の利用者のうち、その2/3以上の人が再注文している。

「レッドカード(RED card)」の利用率は12.5%で、前年同期より0.5%下がった。レッドカードはターゲットが発行している決済用カード。このカードで決済すれば、基本的には、ほぼ全品がいつでも5%オフになる。またオンラインショッピングのTarget.comでの買物にもこの割引きは適用される。

今期は新フォーマットの小型店舗をミシガン州イースト・ランシング、ワシントン州シアトル、ケンタッキー州レキシントン、カリフォルニア州オーシャン・ビーチに合計4店舗出店した。このうちの3店舗は大学キャンパスに隣接している。また、84店舗で改装を行った。今年度中に計画している300店舗の改装のうち、上半期でほぼ半分を終えている。8月3日時点の店舗数は1853店。

ターゲットでは新たにプライベート・ブランド「モア・ザン・マジック」を立ち上げた。8歳~12歳の女の子が対象で、友人同士で買物が楽しめるようなアイテムを揃えている。

第2四半期の結果は予想を上回るもので、ブライアン・コーネルCEOは2019年度通期の業績予測を、1株当たりの利益で5.90ドルから6.05ドルに上方修正している。

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