ターゲットnews|ディズニーとコラボ/店舗内にディズニーストアを開設
米国ディスカウントストアチェーンのターゲット(ミネソタ州ミネアポリス、ブライアン・コーネルCEO)は、8月25日、ウォルト・ディズニー・カンパニーと提携し、ターゲットの店舗内でディズニー商品を販売することを発表した。
まず10月4日、ターゲットの25店舗にディズニーストアを開設する。2020年の10月までにはさらに40店舗を追加する予定だ。
このディズニーストアは、ターゲットの店舗内にショップ・イン・ショップの形で開設される。広さは約210坪で、ターゲットの子ども服売場や玩具売場に隣接して設けられる。
このショップには座席エリアを用意し、音楽、インタラクティブディスプレイ、ディズニーの映画クリップ、パークイベントなどを楽しめるようにする。また、写真撮影ができるセットも設ける。
扱われるディズニー商品は450アイテム以上だが、そのうちの100アイテムはこれまでディズニーストアでしか購入できなかった専売商品だ。
たとえば、ディズニープリンセス、スターウォーズ、マーベル、ディズニージュニアのキャラクターなどの人形のほか、ぬいぐるみ、衣料品、家庭用品、ギフト商品など。扱われる商品は2~200ドルで、その大部分が20ドル以下である。
2021年には、「ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」(フロリダ州オーランド)の西入口に隣接した「フラミンゴ・クロッシング・タウン・センター」内にターゲットの店舗を新規開店する。
ディズニーストアは何度か改善が試みられてきたが、あまり成功しているとは言えない。ターゲットと提携することで売上増加が見込め、ブランドイメージもある程度維持できる。一方、ターゲットにとってはディズニーのブランド価値は高く、とくに専売商品は顧客にアピールできる。両社にとってウィン・ウィンの提携になると見られている。