オフィスデポnews|第3Q売上高25億ドル8.7%・純利益5.0%の減収減益
米国のオフィスデポ(フロリダ州ボカラトン、ジェリー・スミスCEO)が9月26日で終了した2020年度第3四半期の業績を発表した。同社は北米、欧州、アジア、中央アメリカで事務用品ウエアハウス・ストアを展開する「オフィスサプライチェーン」である。
7月~9月の売上高は前年同期比8.7%減の25億3900万ドル(1ドル100円換算で2539億円)、営業利益は5.6%減の1億0200万ドル(102億円)、純利益は5.0%減の5700万ドル(57億円)と減収減益だった。
ビジネスソリューション部門の売上高はCOVID-19パンデミックの影響で契約チャネルの販売が減少し、前年同期比11.3%減の11億9700万ドルとなった。営業利益は36.6%減の4500万ドルだった。
小売部門の売上高は、不採算店舗の計画的な閉鎖と取引きの減少によって前年同期比2.5%減の11億4700万ドルとなった。COVID-19パンデミックによる対面式の学校の休校や授業開始の遅れによって新学期も悪影響を受け、売上高は減少した。これらの影響を部分的に相殺したのは、テレワークやリモート学習を可能にする製品、清掃用品、テクノロジー製品に対する需要の増加だった。
また、インターネットで購入し、店舗で受け取るBOPIS(Buy Online Pick-up In Store)サービスを提供したことでオンライン販売は82%増加した。
営業利益は営業リース費用および販売管理費の削減、流通および在庫管理費の改善によって41.7%増の1億1900万ドルとなった。
CompuCom部門の売上高は21.8%減の1億9700万ドルだった。営業利益は前年同期とほぼ同じで300万ドルだった。
今期は16店舗を閉鎖し、9月末時点の店舗数は1244店。