CVSヘルスnews|第1Q総収入691億ドル3.5%・純利益10.5%の増収増益
米国ドラッグストアチェーンのCVSヘルス(ロードアイランド州ウーンソケット、カレン・リンチCEO)が3月31日で終了した2021年度第1四半期の業績を発表した。
総収入は前年同期比3.5%増の690億9700万ドル(1ドル100円換算で6兆9097億円)、営業利益は3.4%増の35億7700万ドル、純利益は10.5%増の22億2400万ドルと好調だ。
薬剤給付管理会社のケアマークを中核とするファーマシー・サービス部門の売上高は3.8%増の363億2100万ドル、営業利益は27.6%増の15億0700万ドルだった。
小売薬局部門のCVSファーマシーの売上高は2.3%増の232億7400万ドル、営業利益は26.7%減の13億9400万ドルだった。薬局の収入は、COVD-19のPCR検査およびワクチン接種、ブランド薬の価格上昇によって伸びたが、パンデミックによる需要急増があった前年度との比較でフロントストアの売上げは大幅に減少した。既存店売上高は0.4%増加、うちフロントストアは11.4%減少した。今年の4月までで、CVSは2300万人にPCR検査を、1700万人にワクチン接種を行っている。扱った処方箋数は0.1%増加して3億7540万枚(30日換算)だった。
健康保険が中心となるヘルスケア・ベネフィット部門の売上高は6.7%増の204億8300万ドル、営業利益は19.5%増の14億9100万ドルだった。
カレン・S・リンチCEOは、次のように述べている。
「第1四半期は好調な業績を残すことができました。われわれは、COVID-19パンデミック禍において、収束に向けて国に協力しつつ、我々の戦略を実行し続けます。当社の比類のない資産とブランドの強さは、ケアデリバリーの改善と成長の促進に向けて成果を上げています」
〈カレン・S・リンチCEO〉