ベッド・バス&ビヨンドnews|カーブサイド・ピックアップを営業1時間前から
ホームファッションチェーンのベッド・バス&ビヨンド(ニュージャージー州ユニオンタウンシップ、マーク・トリットンCEO)は7月14日、「ベッド・バス&ビヨンド」「バイバイ・ベビー」のウェブサイトから注文した商品を、店舗の営業1時間前からカーブサイド・ピックアップで受け取ることができるようにすると発表した。
〈ベッド・バス&ビヨンドの店舗内部〉
ベッド・バス&ビヨンドは、実店舗販売からネット通販に事業の基軸を移しており、先月30日に発表した第1四半期ではオンライン売上高は全体の38%を占め、昨年の2倍近くにまで伸長した。
このサービスを選択した顧客は、前の晩に注文し、翌朝の通勤途中に商品を受け取ることができる。これまでは注文から2時間以内での受け取りだったが、それを1時間以内に短縮し、店舗の開店1時間前の午前8時から受け取れるようにする。
また、即日配達サービスを提供する地域のジップコード(郵便番号)を1万6000地域に倍増する。配達を請け負うのは「ローディー(Roadi)」で、同社は20万人以上の配達ドライバーを擁している。ほかにも、地域によって、ドアダッシュやターゲット傘下のシップトなどとも提携している。
さらに、寝具をオンラインで販売する「キャスパー(Casper)」との提携も発表しており、ベッド・バス&ビヨンドの選ばれた店舗内に、キャスパーのショップ・イン・ショップが設けられる。最初の新ショップは改装中のニューヨークの旗艦店に設置される予定で、リニューアルオープンは7月22日となる。
〈キャスパー社のベッド〉
ベッド・バス&ビヨンドは、積極的なプライベート・ブランド開発、オープニング価格の引き下げ、店舗改装などを実施しており、オムニ・チャネル小売業として成長するための土台ができ始めている。まだ赤字が続いているが、再建は進んでいる。