メイシーズnews|第2Q総収入58億ドル56.8%増/EC売上構成比32%

米国最大の百貨店メイシーズ(ニューヨーク州ニューヨーク、ジェフリー・ジェネットCEO)が7月31日で終了した2022年1月期の第2四半期業績を発表した。

第2四半期の売上高は56億4700万ドル(1ドル100円換算で5647億円)で前年同期比58.7%増、クレジットカードの収入などを含めた総収入は58億4400万ドル(5844億円)で56.8%増加した。営業利益は5億9700万ドル(前年同期は6億3100万ドルの損失)、純利益は3億4500万ドル(同4億3100万ドルの損失)で第1四半期に続き、黒字化した。

既存店売上高は直営部門で61.2%増、ライセンス部門を含むと62.2%増で、2019年との比較でもそれぞれ5.8%増、5.9%増となっている。ECなどのデジタル売上げは前年比では6%減少したものの、2019年比では45%増加している。デジタル売上げは全体の32%を占めているが、2020年は売上げの54%がデジタルだったため、22%も減少している。ただし、2019年比では10%増加となる。

上半期の総収入は107億0900万ドル(1兆0709億円)で55.8%増、営業利益は8億1200万ドル(前年上半期は47億4900万ドルの損失)、純利益は4億4800万ドル(同40億1200万ドルの損失)で増収増益だった。

CEOのジェフ・ジェネットは、「第2四半期は3つのネームプレート(Macy’s、Bloomingdale’s、Bluemercuryの3つのバナー)すべてで好調だった。コア顧客が戻ってきていることに加え、若い世代に新しいブランドと商品カテゴリーでアピールすることで、リアル店舗とデジタルで顧客のニーズに応えています」と述べている。

またメイシーズは、トイザらスのインショップを2022年までに400店舗以上に開設する計画があることをウォール・ストリート・ジャーナルが報じている。「このショップによって、玩具ビジネスを4倍に増やし、他のカテゴリー販売も相乗効果で成長させる計画」だとジェネットCEOは述べている。インショップに加え、デジタル販売とフルフィルメントも提供される予定だ。

 

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