Whole Foods 地元オースティンで新機軸店
オーガニック&ナチュラルフード・スーパーマーケットとして不動の地位を築いたホールフーズ マーケット。
昨年度第3四半期終了時点の経営数値。
351店舗で、年商133億5503万ドル。
1ドル100円換算で1兆3355億円。
伸び率7.5%。
既存店成長率は15.8%。
粗利益率はなんと36.6%。
凄い成長を続けている。
そのホールフーズの発祥の地がテキサス州オースティン。
本部がある。
そのオースティンでの新店オープンは景気後退の影響で遅れに遅れていたが、とうとう来週15日(水)の開店が決まった。
本部がある発祥の地といっても、この新店は4店目。
ホールフーズは20世紀のチェーンストア理論の常識を完全に破った。
大商圏型スーパーマーケット・チェーンである。
だから本部のあるテキサス州州都オースティンで、創業以来34年目にやっと4号店を開設。
6万3000平方フィート(約1770坪)のこの新店は、サイモン・プロパティ・グループとエンデバー・リアルエステート・グループによって運営されるビジネス・商業・住宅の一体型センター「The Domain」内に立地。従来の食品販売スペースに加えて、種々のユニークなフードサービスや多目的スペースを備える。
その特徴は次のようなものだ。
▶ 船積用の貨物列車コンテナを転用し、ビアガーデンやブラートヴルスト(ソーセージ)・バーとして利用。
▶ 生演奏のためのライブスペースを設置。
▶ 日本のラーメンをテーマとした「テキサス・ラーメン」ベニューを導入。
▶ 暖炉のある広場など、11の異なる座席エリアを設置。
▶ 45種類の生ビールを提供する「ドラフト・シャック」という名のオイスター・バーを導入。
▶ ヨガや料理教室などに利用できる、コミュニティ・グループのための室内ミーティング・スペースを設置。
その他、店内にはオースティン在住の芸術家の作品が展示されるなど、これまでのホールフーズの店舗とは趣向の異なる内装になる。
1980年にオースティンで誕生した「ホールフーズ・マーケット」。
1992年、ナスダックに株式上場。
1999年9月、カリフォルニア・トランスに100号店をオープンさせ、3桁チェーンとなる。
2004年、2月、ニューヨーク・マンハッタンに最大店舗オープン。
そして2005年3月、オースティン本社1階にランドマークストアをオープン。
下の図はそのレイアウト。
オープン時点で世界中の注目を浴びた。
それから11年。
再び、世界中の注目のもと、新店がお披露目される。
今年必見のホールフーズの最新店舗だ。
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