Amazon news|第3Q営業収益1271億ドル14.7%増/プライムデー好調
アマゾン・コム(ワシントン州シアトル市、アンディ・ジャシーCEO)は9月30日で終了した2022年12月期の第3四半期決算を発表した。
売上高は593億4000万ドル(1ドル150円換算で8兆9010億円)で前年同期比8.1%増、アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)などのサービスを含む営業収益は1271億0100万ドル(19兆0652億円)で14.7%増加した。営業利益は25億2500万ドル(3788億円)で48.0%減、純利益は28億7200万ドル(4308億円)で58.2%減少した。
部門別では、北米が売上高788億4300万ドルで前年同期比20.3%増、営業損失が4億1200万ドル(前年は8億8000万ドルの営業利益)。国際部門が売上高277億2000万ドルで4.9%減、営業損失が24億6600万ドル(前年も9億1100万ドルの営業損失)。AWSが売上高205億3800万ドルで27.5%増、営業利益54億0300万ドルで10.6%増だった。
部門別売上構成比は北米が62%(前年同期59%)、国際が22%(26%)、AWSが16%(15%)となった。
また販売チャネル別の売上高は、オンラインが7%増加(為替の影響を除くと13%増加)して534億8900万ドル、実店舗が10%増加して46億9400万ドル、第三者セラーの売上げが18%増加(23%増加)して286億6600万ドル、サブスクリプション・サービスが9%増加(14%増加)して89億0300万ドル、宣伝収入が25%増加(30%増加)して95億4800万ドル、AWSが27%増加(28%増加)増加して205億3800万ドル、その他が163%増加(168%増加)して12億6300万ドルだった。
アンディ・ジェシーCEOのコメント。
「この4カ月、小売部門の従業員は8回目となる『プライム・デイ(7/12・7/13)』や10月から始まる『プライム・アーリー・アクセス・セール』を成功させるために努力し続けてきました。この両イベントに対する顧客の反応は非常に好意的で、特にこの不確かな経済状況下において顧客はアマゾンが価値と利便性に注力し続けていることを高く評価してくれています。また店舗フルフィルメント・ネットワークのコスト削減や、他の経費節減イニシアチブを進め、コスト構造を改善しました。今、マクロ経済環境ではさまざまなことが起こっていることから、合理的にバランスをとって投資を進めていきます。しかし変わらないのは、『顧客経験』に対する私たちのこだわりです。ホリデー商戦でも、顧客にすばらしい経験を提供する準備ができています」