全米小売業協会news|感謝祭の週末に1億9670万人が買物/平均325.4ドル

全米小売業協会(National Retail Federation:NRF)は 11月29日、今年の感謝祭からサイバーマンデーまでの5日間にホリデーショッピングをした人は 1億9670万人に達したと発表した。2021年比では1700万人増えており、この調査が始められた2017年以降最高となった。

NRF CEOのマシュー・シェイ氏は、インフレーション下でも消費者はできる限りお金のやりくりをしたこと、小売業界は便利なオムニチャネル販売とセールを提供して奉仕したことがこの結果につながったと述べている。

調査対象者の76%(2021年は70%)は感謝祭週末に買物をしたと答えている。そのうち店舗を訪れた買物客は1億2270万人で前年比17%増、オンラインでの買物客は2%増の1億3020万人だった。買物日では、ブラック・フライデーが7290万人(2021年は6650万人)で最も多く、土曜日が6340万人(2021年は5100万人)だった。また、土曜日の買物客の77%は、中小の小売業者で購入するようにしたと答えている。

ブラックフライデーはオンラインショッピングで最も人気のある日でもある。ブラック・フライデーには8270万人が、サイバー・マンデーには7700万人がオンラインで買物をした。また、サイバー・マンデーの買物客の59%(2021年は52%)がモバイルデバイスを利用した。購入先では、オンラインが42%、百貨店も42%、グローサリー・ストアとスーパーマーケットが40%、衣料品店とアクセサリーショップが36%、ディスカウント・ストアが32%だった。

消費額は平均325.44ドル(2021年は301.27ドル)で、そのうち229.21ドルがギフトに使われた。90%の買物客は、昨年と同程度の買物ができたと答えている。ギフトの購入商品では、衣料品とアクセサリーが50%、玩具が31%、ギフトカードが27%、書籍・ビデオゲーム・他のメディアが24%、食品とキャンディ類が23%、電子機器が23%だった。

買物客の半数以上(56%)が、感謝祭前の早い時期のホリデーセールやプロモーションを利用したと述べている。4分の1(24%)は11月16日より前に買物をし、さらに36%は感謝祭(11月16日〜23日)までの週に買物をした。

NRFはホリデーシーズンを11月1日~12月31日と定義しており、小売業の売上高は2021年比で6%~8%増の9426億ドル~9604億ドルになると予測している。

この調査は11月23日~27日の期間、3326人の成人を対象に、プロスパー・インサイツ&アナリティックスによって行われた。プロスパー・インサイツ&アナリティックスは、金融サービス、マーケティングテクノロジー、小売業界にサービスを提供する消費者意向データのグローバルリーダー。

一方、アマゾン・コム(ワシントン州シアトル市、アンディ・ジャシーCEO)は、感謝祭の週末に記録的な売上げがあったと発表したが、数字の詳細は公表していない。最も売れた商品カテゴリーは家庭用品、衣料品、玩具、美容グッズ、アマゾン機器など、最も売れたアイテムはエコー・ドット、ファイア・TV・スティック、アップル・エアポッズだった。その他ではハスブロ・ゲーミング・コネクト4、バーツ・ビーズ・クリスマス・ギフツ、チャンピオンのアパレル製品、ニューバランスのアパル製品と靴、アマゾン・スマート・プラグ、エコー・ショー、任天堂スイッチなどが人気だった。

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