99セント・オンリー・ストアnews|4/19で全371店舗を閉鎖/店舗・備品など売却

アメリカのダラーストア、99セント・オンリー・ストア(イリノイ州ノースブルック)は4月19日をもって、全371店舗を閉店することを発表した。同社はアリゾナ州、カリフォルニア州、ネバダ州、テキサス州の4州に展開する。


同社は1982年、ロサンゼルスでデーブ・ゴールドが創業し、1996年には株式を上場した。2011年には投資会社に買収され、非公開会社となっていた。

コロナの影響、インフレよるターゲット顧客である中流以下世帯の購買力低下、万引き被害の拡大などによる損失が廃業に繋がった。

99セント・オンリー・ストアでは4月5日以降、全店で「閉店ファイナル・セール」を実施していて、日用品から生鮮食品、季節商品やパーティー商品などの通常商品はもちろん、店舗什器、オフィス家具、備品まで、最大30%オフで販売する。

ファイナル・セールは、資産管理会社のヒルコ・グローバルによって行われ、所有不動産およびリース不動産の処理は、ヒルコ・グローバルと投資銀行のジェフリーズLLCが行う。99セント・オンリー・ストアは、所有物件44カ所、リース物件333カ所を保有している。この所有物件の中にはロサンゼルスのサンセット大通りやハリウッドのフェアファックス通り沿いなど、好立地にある店も多数あるため、その資産売却の動向が注目されている。

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