ダラーツリーnews|第2Q営業収益74億ドル0.7%増/ファミリーダラー苦戦
ダラーストア2位のダラーツリー(バージニア州チェサピーク、リチャード・ドライリングCEO)が2025年1月期の第2四半期決算を発表した。
第2四半期(5~7月)の営業収益は73億7880万ドル(1ドル140円換算で1兆0330億円)で前年比0.7%増。営業利益は2億0310万ドル(284億円)で29.4%減、純利益は1億3240万ドル(185億円)で33.9%減と、大幅な減益となった。
主な要因はファミリーダラー部門の不調。2014年に当時業界2位だったファミリーダラーを3位のダラーツリーが買収したが、10年を経てそのファミリーダラーが足を引っ張っている状況だ。
事業部門別で見ると、ダラーツリーが売上高40億6550万ドル、営業利益が3億4200万ドル。ファミリーダラーは売上高33億0720万ドル、営業損失1460万ドル。また粗利益率はダラーツリーが34.2%の一方で、ファミリーダラーは24.9%。
既存店売上増減率は、全体で0.7%増、客数は1.1%増、客単価は0.5%減だった。ダラーツリー部門は売上高1.3%増、客数は1.4%増、客単価は0.1%減。ファミリーダラーは売上高0.1%減、客数0.7%増、客単価0.8%減だった。
第2四半期にはダラーツリー127店、ファミリーダラー28店を開設した。また約1600店のダラーツリーを複数売価のフォーマットに転換した。
第2四半期末の店舗数はダラーツリー8627店、ファミリーダラー7761店の計1万6388店となった。