東急news|「中央林間スクエア」3/28オープン/地域密着SCに改装

東京急行電鉄(株)(東京都渋谷区、野本弘文社長)は、2018年3月28日(水)、田園都市線中央林間駅前に「中央林間東急スクエア」をオープンする。1985年に3フロアの総合スーパーとして開業した「東急中央林間ビル(施設名:中央林間とうきゅう)」を、「スクエア」に名称を変えて駅前大型商業施設としてリニューアルする。施設は3層で、延床面積は、2万2094.91㎡(6695坪)、店舗面積は7748.06㎡(2348坪)。

ちなみに、東急スクエアブランドは、地域に密着したショッピングセンター(SC)に付けられる。青葉台、武蔵小杉、みなとみらいなど東急沿線を主要駅を中心に展開している。

中央林間駅は、田園都市線の終点駅として、また小田急江ノ島線の乗換駅として、1日当たり約15万人が利用するターミナル駅である。東急電鉄にとっても、重要な拠点ターミナルである。

さらに中央林間駅がある大和市は、2015年に合計特殊出生率が神奈川県内19市の中で1位になるなど、子育て世代が増加しているエリアだ。2015年10月に策定された「中央林間地区街づくりビジョン」においても、大和市北部の地域拠点と位置づけられている。

東急電鉄は、2015年に駅直結の商業施設「エトモ中央林間」を開業して、駅前機能の拡充を図るなど、このエリアの利便性・快適性向上に取り組んできた。

中央林間東急スクエアの前身の中央林間とうきゅうは、東急ストアの大型旗艦店として、自由が丘店、鷺沼店などと並ぶ店舗だった。今回、周囲の穏やかな雰囲気の街並みに溶け込むような、ナチュラルな素材を生かしたデザインの建物にリニューアルし、東急ストアは食品を中心に全面改装する。それに加えて、日常使いできるような雑貨や衣料品、サービステナントを中心に35店舗が出店する。

核店舗の東急ストアは地場野菜コーナーや日替りで開催する有名漁港・産地協賛による鮮魚のお買い得コーナーなど、生鮮食品をさらに充実させる。またターミナル立地店舗として、惣菜コーナーの売場を拡大し、品揃えを充実させる。

さらに3層の建物の3階には、大和市が図書館、子育て支援施設、行政窓口などを整備する。

図書館は、通路に面した部分に壁や仕切りを設けないことで商業施設との境をなくし、開放的な空間にする。隣接する星乃珈琲店でテイクアウトした飲み物を持ち込めるだけでなく、星乃珈琲店内に貸し出し手続き前の本や雑誌を持ち込むこともできる。蔦屋が展開するような、珈琲を楽しみながらゆっくりと本を読める、心地よい空間を演出する。将来的には3万冊の蔵書数を目指す。

また、子育て支援施設には、送迎ステーション、託児室、子育て相談室の3つの機能を備える。駅前立地の利点を生かし、子育て世代を支える役割を担う。

さらに中央林間分室(行政窓口)では、住民票の写しや印鑑登録証明書の発行、住民異動や戸籍の届出を行うことができる。

つまり中央林間とうきゅうという総合スーパーを、商業施設と公共施設を融和させて、地域の消費者のライフスタイルを支える新たなコミュニティ空間として再生する。

それが電鉄企業グループとしての東急の戦略でもある。

また、今回、駅直結の「エトモ中央林間」と連絡橋で直結させ、駅前の回遊性を高める。

東急電鉄は、2019年には中央林間駅徒歩5分の立地に、857戸の分譲住宅「ドレッセ中央林間」第一期の竣工を予定する。

鉄道の整備によって顧客を安全に輸送し、その顧客が居住する住宅を開発し、さらに商業集積を充実させて、地域貢献する。街づくりこそ、電鉄会社の基本戦略だが、多様なライフスタイルを支えることが、21世紀の重要戦略となってきた。

■中央林間東急スクエア概要
開業日/2018年3月28日(水)
所在地/ 神奈川県大和市中央林間四丁目12番1号
店舗数/ 35店舗、大和市公共施設3施設
延床面積/2万2094.91㎡(6695坪)
店舗面積/7748.06㎡(2348坪)
交通アクセス/田園都市線中央林間駅から徒歩0分
営業時間/10:00~21:00
駐車場台数/400台(平面駐車場106台、立体駐車場294台)

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