セルコニュース|創立55周年、全国セルコグループトップ会開催
昨6月7日午後から横浜国際ホテルで2017年全国セルコグループトップ会が開催され、セルコ加盟の企業トップおよび取引先幹部が集まった。
第一部は、特別講演会で、講演者はジャーナリストの嶌信彦氏。
第二部は、恒例の懇親会が行われた。
冒頭のあいさつは、佐伯行彦協同組合セルコチェーン理事長。(株)さえきセルバホールディングス社長。
佐伯理事長は、梅雨入りした横浜に、白いハットで登場。
「中小企業は厳しい環境の中でこそ、人も企業も伸びる。新しいスーパーマーケットを創造していこう」と前向きなスピーチだった。
来賓のあいさつでは、農林水産省の宮浦浩司食料産業局食品流通部長。
「霞が関から1時間、電車に揺られながら、今日の佐伯理事長は何色の帽子かを話した」ウイットに富んだあいさつに会場は一気に和んだ。
この後は、恒例の卸売業各社トップの来賓のあいさつ。
一言ずつ紹介。
佐々木淳一(株)日本アクセス社長。
「国内外の変化は、今まで以上に激しい。異業種間競争、eコマースの台頭。
その変化にどう対応するかが重要だ」
萩原伸一三井食品㈱副社長。
「顧客のサービスに求める質が高いが、生産性は上がらない。
マージン率が低い要因がそこにある」
杉山吉彦三菱食品㈱取締役常務執行役員加食事業本部長。
「安倍政権が提唱した働き方改革を通して、製配販が協力して生産性を上げていきたい」
内藤悟国分グループ本社㈱取締役常務執行役員・経営統括本部副本部長。
「アメリカの株高、円安の一方で、2人以上の消費支出は14カ月連続マイナス。消費者の生活実感はまだまだ厳しい」
大塚剛伊藤忠食品㈱東日本営業本部本部長。
「変化への対応をどれだけスピーディにできるか。食品卸は環境変化対応業だ」
各社各様のスピーチだったが、環境は厳しいという点では一致していた。
そして乾杯の発声は、川崎博道副理事長。㈱サンシャインチェーン本部会長。
2時間ほどの懇親会を中締めしたのは、井原實副理事長。㈱与野フードセンター社長。
セルコチェーンは中小スーパーマーケットのボランタリーチェーンとして、1962年(昭和37年)に誕生。今年5月、55周年を迎えた。中小企業に厳しい環境の中で今、その存在意義が高まる。
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