セブン‐イレブンnews|国内外3.6万店で「気候変動対策キャンペーン」
(株)セブン&アイ・ホールディングスは、2017年7月に「気候変動対策グローバルキャンペーン」を実施する。
キャンペーンはセブン‐イレブン・ジャパンと海外11社のセブン‐イレブン運営企業が、7‐11にちなんだ「7月11日」に関連づけて、7月を中心に気候変動を緩和する活動を実施するというもの。日本、アメリカ(本土)、アメリカ(ハワイ)、台湾、フィリピン、アラブ首長国連邦の6つの国・地域の約3万6000店での展開となる。期間中は、参加企業それぞれが省エネやレジ袋削減や、従業員・お客への関心喚起などを行う。
具体的な各国の取り組みは以下のとおり。店舗数はすべて5月末時点。
[日本] セブン‐イレブン・ジャパン(1万9579店舗)
①店舗の電気使用量削減のため「省エネ10か条」を掲示、設備の清掃や設定温度の遵守を実行。
②レジ袋削減のため、店内BGMとレジ画面による告知をし、会計時に要・不要を確認する。
③グループ会社の本部機能がある建物内の店舗では、エコバッグ利用促進キャンペーンを開催し、レジ袋使用ゼロを目指す。
④社員約1000名が7月23日の「eco検定(環境社会検定試験)®」を受験する。
[米国] 7-Eleven, Inc.(8379店)
①「レインフォレスト・アライアンス」認証の豆を使用したコーヒーの通年販売を開始。
レインフォレスト・アライアンスとは自然資源を保護し、生態系を維持し、森林共同体の長期的な経済安定性をもたらす研修と認証の活動を行う団体で、基準を満たした農園や森林が認証される。その認証された農園で栽培されたコーヒー豆を使う。昨年11月にはニカラグア産を、今年4月にはメキシコ産を数量限定で販売した。今回は初めてコロンビア産豆を使い通年販売をする。
[米国(ハワイ)] SEVEN-ELEVEN HAWAII, INC. (65店舗)
①ハワイ州の厚生省が市民に推奨している「健康的な食品を選択しよう」に参加し、7月10日からその厚生省基準を満たす商品にラベルを付けて訴求する。
②毎年開催しているチャリティゴルフ大会で寄付金を募り、「Hawaii Food & Wine Festival」に寄付する。
[中国(北京天津成都上海青島重慶)]
セブン-イレブン北京有限公司(219店舗)、セブン-イレブン天津商業有限公司(80店舗)、セブン-イレブン成都有限公司(65店舗)、統一超商(上海)便利有限公司(113店舗)、山東衆邸便利生活有限公司(39店舗)、新玖商業発展有限公司(35店舗)
①本部と店舗で、社員向けに気候変動対策と店舗での節電に関する勉強会を開催。
②6月下旬からは「省エネ10か条」を掲示する。
③フィルター清掃や休憩時間での消灯を徹底する。
[台湾] President Chain Store Corp.[Uni-President Enterprises Corp.](5150店舗)
リサイクルに関する教育、地域の清掃活動、コーヒーかすを使った物づくりなどを実施する。
[フィリピン] Philippine SevenCorporation[President Chain Store Corporation](2080店舗)
マリキナ地域の森林再生と農家の所得向上のために、地域住民とボランティア従業員共同で、果物がなる木を植える。また環境ツアーを従業員向けに開催する。
[アラブ首長国連邦] SEVEN EMIRATES INVESTMENT L.L.C(11店舗)
CAR FREE DAYとして、7月30日には公共交通機関を利用するよう従業員に呼びかける。
2017年5月末現在、セブン‐イレブンは18の国と地域に約6万2000店舗を展開し、6月にはベトナム出店を開始した。7月限定ではないが、タイ、韓国、マレーシア、メキシコ、香港、中国の広東省の店舗でも、気候変動対策を実施している。
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