ロウズnews|第3Q売上高6.5%増/純利益2.3倍の絶好調でARアプリ発表
全米第2位のホームセンター「ロウズ」が絶好調の第3四半期決算を発表した。
売上高は167億7000万ドル(1ドル100円換算で1兆6770億円)、前年同期比6.5%増。13週、約3カ月間でこの売り上げ規模を誇る。既存店売上高も5.7%増加した。
営業利益は15憶4700万ドルで、前年比64.7%増、純利益は8億7200万ドルで、前年の2.3倍となった。
さらに1株当たりの利益も2倍以上の1.05ドル。
ローバト・ニブロックCEOも鼻高々。
「今四半期は客数が増えたうえに、オンライン販売も相乗効果で成長した。今後もオムニチャネルに投資を続けて、顧客と株主にとって、ますます価値のある企業にしていきたい」
さらに「プロユースに対する品揃えやサービスの改善によって、プロ顧客による既存店売上高が全社平均を上回った。従業員の献身的な努力を誇りに思うし、災害地域での地域再建の努力を続ける所存である」
第3四半期までの売上高は531億2500万ドルで、前年比7.9%の増加だが、今年度全体予測は売上高5%増、既存店で3.5%増を見込む。
今年の西南部地域のハリケーン災害によって、需要は増加した。しかしホームセンター業態第1位のホームデポには多少の遅れを見せる。そこでデジタル分野への投資を進めて、ホームデポを急追する構えだ。
例えば今年9月には、拡張現実アプリを発表している。これは「Augmented Reality」、略して「AR」と呼ばれ、人が知覚する現実環境をコンピュータによって拡張する技術である。顧客はスマホのカメラ機能を使って、自分の家の家具などを投影して、便利に購買することができるし、家具や資材などのサイズを測って、購入することもできる。さらに一部店舗では、スマート・ホーム機器「スマート・ホームセンター」を導入して、デモ販売を実験している。
この結果、複占が進むホームセンター業態は、Amazonの影響が最も少ない業界となっている。
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