家電チェーンnews|5月売上高は各社やや低調/冷蔵庫・エアコンが低調
主要家電チェーンが5月の月次売上高を発表している。
(株)ヤマダホールディングス(群馬県高崎市、山田昇社長)の月次売上高前年比はデンキセグメントが99.3%、住建セグメントが87.5%、金融セグメントが114.7%、環境セグメントが101.4%だった。
デンキセグメントは、前年に新規出店が多かったことと、GWが前年より1日少ないことも影響し、家電では前年を下回る実績となった。一方、携帯電話・インテリア・リフォームは堅調に推移した。住建セグメントは、ヤマダホームズの戸建建売分譲が大きく伸長して好調に推移したが、ヒノキヤグループの注文住宅の受注が減少し、前期を下回る結果となった。金融セグメントは、NEOBANK住宅ローンと、ヤマダデンキのリフォーム事業が連携したリビングローンが好調に推移した。環境セグメントは、家電リサイクルの収集運搬と、リユース家電の出荷が好調に推移し、前期を上回る結果となった。
5月は新店1店をオープン、4店閉店、4店改装した結果、店舗数は971店となった。
(株)ビックカメラ(東京都豊島区、秋保徹社長)の月次売上高は、ビックカメラ+(株)コジマの全店売上高が107.4%、ビックカメラ単体の全店売上高が108.6%だった。
ビックカメラの品目別売上高は以下の通り。音響映像商品はカメラや音響アクセサリーが好調、テレビが堅調で113.0%。家庭電化商品は調理家電や理美容家電が堅調だった一方、冷蔵庫、洗濯機、エアコンがやや低調で101.5%。情報通信機器商品はパソコン本体やスマートフォンが好調、パソコン周辺機器が堅調で117.2%。その他は時計、医薬品、玩具、酒類や寝具が好調だった一方、スポーツ用品がやや低調、ゲームが低調で108.5%だった。
(株)エディオン(大阪府大阪市、久保允誉会長兼社長)の月次売上高は、全1206店の売上高が101.0%、直営の457店の売上高が100.7%だった。
主要商品別売上高は、テレビが95.7%、エアコンが91.5%、冷蔵庫が96.2%、洗濯機が97.4%、パソコンが84.6%、リフォームのELS事業が110.7%だった。
(株)ケーズホールディングス(茨城県水戸市、平本忠社長)のグループ売上高は99.6%。5月は出店が2店、退店が1店で、店舗数は557店。
主な品種別売上高は、テレビが98.2%、パソコン・情報機器が88.7%、冷蔵庫が94.9%、洗濯機が93.3%、、調理家電が99.3%、理美容・健康器具が98.7%はマイナスだった。一方で、クリーナー109.5%とエアコン102.5%は好調だった。
上新電機(株)(大阪市浪速区、金谷隆平社長)のグループ売上高は90.3%。5月の出退店はなく、店舗数は219店。
主要な品種別売上高は、テレビが92.7%、パソコンが92.9%、携帯電話が117.3%、エアコンが89.8%、冷蔵庫が92.0%、洗濯機・クリーナーが93.6%。