家電チェーンnews|4月売上高は3社前年比増/情報機器が好調

主要家電チェーンが2025年4月の月次売上高を発表した。

(株)ヤマダホールディングス(群馬県高崎市、山田昇社長)の月次前年比は、デンキセグメントが99.8%、住建セグメントが109.3%、金融セグメントが107.7%、環境セグメントが112.3%だった。

4月度は、パソコンや携帯電話といった情報機器や、家具・インテリア、リフォームは前期を上回った。一方、生活家電の売上が伸び悩み、中でもエアコンは前年の補助金や気温上昇により北海道・東北で特需があったため、その反動減により全体実績を押し下げた。各種キャンペーンの実施で住建事業全体が堅調に推移し、特に分譲住宅の受注が大きく伸長し、前期を大きく上回る結果となった。

4月は4店出店、1店退店し、店舗数は952店となった。売場面積は288万3053㎡(前年同月比101.1%)。

(株)ビックカメラ(東京都豊島区、秋保徹社長)の売上高(全店前年比)は、ビックカメラ+(株)コジマの全店売上高が101.9%。ビックカメラ単体の全店売上高は99.9%だった。

音響映像商品は91.5%で、テレビや音響アクセサリーがやや低調、カメラが低調でだった。家庭電化商品は100.4%で、調理家電、エアコンや理美容家電が堅調だった一方、冷蔵庫や洗濯機がやや低調だった。情報通信機器商品は109.9%で、パソコン周辺機器やスマートフォンが好調、パソコン本体が堅調だった。その他の商品は95.0%で、医薬品、酒類や寝具が好調、時計やスポーツ用品が堅調だった一方、玩具がやや低調、ゲームが低調だった。

(株)エディオン(大阪府大阪市、久保允誉会長兼社長)の月次売上高(全1188店)は101.1%だった。また直営455店の売上高は101.9%だった。

主要商品別売上高は、テレビが97.6%、エアコンが114.3%、冷蔵庫が96.8%、洗濯機が93.1%、パソコンが107.7%、リフォームのELS事業が83.6%だった。

(株)ケーズホールディングス(茨城県水戸市、平本忠社長)のグループ売上高は99.7%。4月は2店出店、2店退店で、店舗数は556店となった。

主な品種別売上高は、伸び率が高い順にパソコン・情報機器が119.9%、調理家電が106.4%、クリーナーと理美容・健康器具が102.6%で、この4品種が前年を上回った。

上新電機(株)(大阪市浪速区、金谷隆平社長)のグループ売上高は105.9%だった。4月は出店退店ともになく、店舗数は218店となった。

主要な品種別売上高は、テレビが96.9%、パソコンが114.3%、携帯電話が137.7%、エアコンが117.9%、冷蔵庫が91.5%、洗濯機・クリーナーが98.6%。

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