オギノnews|安藤紙業・エフピコと「トレーtoトレー」水平リサイクルを開始
(株)オギノ(山梨県甲府市、荻野寛二社長)は、安藤紙業(株)、(株)エフピコと協働し、オギノ各店舗のリサイクルステーションで回収した食品トレーを新たな食品トレーに生まれ変わらせる「トレーtoトレー」水平リサイクルを、6月1日(水)から開始する。
〈オギノ リサイクルステーション〉
オギノは、山梨県、長野県、静岡県に食品、住居関連品、衣料品を販売するスーパーマーケットで、衣料専門店と合わせて全45店舗を展開している。同社は、循環型社会の構築を目指し、SDGsの考え方を取り入れCSR活動に取り組んでいる。約20年前から食品トレーや牛乳パック、ペットボトル、缶、古紙の店頭リサイクルに注力し、2019年以降は、古着や布団、段ボールの回収も行っている。
2021年度の食品トレーの回収量は約2万4000kgで、食品トレー約480万枚分に相当する。これまでに回収した食品トレーは、賞状・写真の額縁やプラスチック製品の原料として再資源化されてきた。
同一種類の製品に生まれ変わらせることで、資源をくり返し循環させられることが水平リサイクルの利点だ。今回の取り組みでも、集められた食品トレーの約7割が食品トレーに水平リサイクルされる。
〈安藤紙業 食品トレー・発泡スチロールの回収〉
安藤紙業は創業以来、製紙原料を取り扱い、古紙リサイクル事業を営んできた。近年は、衣類・プラスチック類・金属類など、資源循環型社会への対応として多種多様な回収・処理を行っている。2012年からオギノは店舗敷地内に古紙回収ボックスを設置し、安藤紙業と資源循環の取り組みをスタートした。また、現在は段ボール・牛乳パック・発泡スチロール・食品トレー・古着・布団などの資源循環を協働して取り組んでいる。
〈エフピコ 食品トレーのリサイクル〉
エフピコは、合成樹脂製簡易食品容器の製造業者。1990年から食品トレーのリサイクルに取り組み、回収ボックスに持ち込まれた食品トレーを回収し、新たな食品トレーに生まれ変わらせる「トレーtoトレー」を推進している。