ローソンnews|東京都「心のバリアフリー好事例企業」に選定

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(株)ローソン(東京都品川区、竹増貞信社長)は、2月21日(火)、東京都の令和4年度「心のバリアフリー好事例企業」に認定されたと発表した。「耳マーク」を表示した指差しシートや障がいのあるアーティストとのコラボなどが評価された。

「心のバリアフリー」とは全ての人が平等に参加できる社会や環境について考え、必要な行動を続けること。東京都は、「東京都 心のバリアフリー サポート企業」のなかから、先進性、独自性、波及効果等の観点から、とくに優れた取り組みを実施している企業等を、好事例企業として公表している。ローソンが選定されるのは初めてとなる。

今回、好事例として評価された主な取り組みは以下の3つ。

1つ目は、多言語業務マニュアル&lawsonaryの作成。
2018年7月からレジカウンター内や店内厨房の衛生部分に関するマニュアルを4か国語対応とし、2022年9月に「緊急時対応マニュアルのやさしい日本語版」を店舗へ配信した。外国籍従業員用ポケット冊子や「Lawson Channel(ろーちゃん)」にlawsonary(ローソン用語辞書)を用意し、9か国語でコンビニ特有の用語への解説を行い、外国籍従業員も働きやすい店舗に取り組んでいる。

2つ目は、「耳マーク」を表示した資材の展開。

2022年8月30日から、聴覚障がいのある人も楽しく買物ができるよう「耳マーク」を表示した資材を全国の店舗で展開している。レジ横に「レジ袋の要・不要」・「温めてください」などを指さしで意思表示できるようイラスト入りのシートを貼った。要望を受けてデータを一般公開しており、聴覚障がいのある人のみならず外国人のお客にも好評を得ている。

3つ目は、福祉施設「PICFA」の障がいのあるアーティストとのコラボ。

20人の障がいのあるアーティストが描いたデザインのMACHI caféカップを2022年2月から全国の店舗に展開している。社内向けのSGDsハンドブックの表紙にも採用された。さらに、東京と神奈川の3店舗でトイレ全面をアートシールでデコレーションした「アートトイレ」、ポストカード、シール、店内マルチコピー機、ボックスティッシュのデザインとしても展開している。

選考を担当した福祉のまちづくり推進協議会委員の講評は次の通り。
「従業員もお客様も多様な背景を持つことを意識した取組が充実し、耳マーク資材の導入と一般公開など先進的な取り組みも実施しています。障がいのあるアーティストのデザイン活用をはじめ、今後もさまざまな機関と連携した多方面での取り組みを期待します」

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