赤ちゃん本舗news|哺乳器回収BOXの設置をアカチャンホンポ124店に拡大

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(株)赤ちゃん本舗(大阪市中央区、味志謙司社長)はピジョン(株)(東京都中央区、北澤憲政社長)と協働し、2022年8月25日(木)から家庭で使わなくなったピジョン社製の哺乳器回収の実証実験を行っている。この実験はプラスチックなどの資源の循環利用を目的としたもので、関東エリアのアカチャンホンポ10店舗に回収ボックスを設置している。哺乳器は、哺乳びん(容器)、乳首、フード、キャップで構成された1つの製品。

赤ちゃん本舗は、哺乳器の回収BOXの設置を3月17日(金)から全国のアカチャンホンポ124店舗に拡大する。取り組みを始めてからこれまでに、プラスチック製哺乳びん926本、ガラス製哺乳びん956本、乳首2358個、その他パーツを含め合計で7437個を回収した。(2023年2月末時点)

日本国内のシェアが85.3%を占めるピジョンの哺乳器には、プラスチック製と耐熱ガラス製の2種類がある。プラスチック製の哺乳びんは、プラスチックを細かく素材別に分別し、回収する仕組みがないこと、また耐熱ガラス製の哺乳びんは特殊なガラスであるため、一般的に「資源ごみ」ではなく「不燃ごみ」として扱われることから、哺乳器においてはリサイクルが進んでいないのが現状だった。

この哺乳器において、赤ちゃん本舗とピジョン、プラスチックのリサイクルのトータルプロデュースを主に行う(株)パンテックが共働し、製品回収と資源リサイクルに取り組む実証実験を開始している。アカチャンホンポに持ち込まれた哺乳器をピジョンが回収し、素材ごとに分別を行い、リサイクル工場へ発送する。リサイクル工場では、粉砕した後再生原料化する。プラスチックはプランター、パレットのほか、食品・薬品工場ラインの配管などに、ガラスは路盤材などを製造するための原料の一部に生まれ変わる。また、回収した耐熱ガラス製の哺乳びんについては、新たな哺乳びんとして再生する取り組みを3月から開始していく。

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