オイシックスnews|育児休業を終えた復職者対象に「復職式」を実施
オイシックス・ラ・大地(株)(東京都品川区、高島宏平社長)は、育児休業を終えて4月1日から復職をした社員11名(女性10名、男性1名)に対して “おかえりなさい” を直接伝える「復職式」を 4月28日(金)に実施した。「復職式」は2017年から実施しているが、2020年~2022年は新型コロナウィルス感染拡大防止のためオンラインで実施し、今年は4年ぶりのリアル開催となった。
育児休業後の復職には不安を抱える社員が多く、事前情報や準備がないまま復職をすることで、理想と現実のギャップが生じて退職してしまったり、また受け入れる組織においても、子育てをしながら仕事を続けることへの知識や理解がないままだと負担を感じやすく、仕事に影響を及ぼしてしまうなどの問題が発生する可能性がある。
復職する社員の不安として、①休んでいた期間の会社の状況や制度の変化がわからない、②会社から必要とされているのかがわからない、③配属先の理解(精神面)や業務分担(業務面)が可能なのかがわからないというものがある。
また、受け入れる組織の不安として、①復職者の現状や悩み不安がわからずどう対応すればよいかがわからない、②復職者の以前の仕事内容や得手不得手が把握できておらず適切な業務がわからないというものがある。
同社では「復職式」にとどまらず、復職者が育児や家庭と仕事を両立し、働くイメージをもったうえで復職できるよう、立ち上がりを支援し、パフォーマンスを発揮しやすくするためのプログラムや、受け入れ先となる組織への支援策を複数用意しており、復職率は毎年ほぼ100%となっている。
「復職式」では、高島社長のメッセージのあと、「おかえりなさい」の掛け声とともに、上長から復職者に復職証書が授与された。復職証書にはチームの仲間からのメッセージが添えられていた。また、同社ならではの野菜と花の ”ベジタブルブーケ” のプレゼントもあった。そして、後日それぞれの自宅には、帰宅後の忙しい時間に役立ててほしいと、Oisixのミールキット ”Kit Oisix” がプレゼントとして送付される。
復職者は、復職への思いを漢字一文字に込めて自己紹介し、今の心境を発表した。「明」「愉」「遂」などの漢字が発表され、その一文字に込められた意味を伝えながら、復職する意気込み、心配なことなどを共有した。それぞれの発表を聞くことで、不安な気持ちをもっているのは自分でけではないことを改めて認識し、ともに頑張っていく気持ちを共有した。