イオンnews|脱炭素ビジョンに向けソーラーカーポートでの創エネ推進

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イオン(株)(千葉市美浜区、吉田青木社長)は、イオンモール、イオンタウンなどの大型商業施設の駐車場に、屋根部分に太陽光パネルを設置した発電装置「ソーラーカーポート」を設置していく。

4月に開店したイオンモール豊川には、商業施設のソーラーカーポートでは最大級となる1300kWの発電容量をもつ大規模なカーポートを設置した。一般家庭の約350世帯分に相当するクリーンな電力を施設内で利用する。

これまでは、平面駐車場にソーラーカーポートを設置する場合、太陽光パネルの下に自動車車庫の用途が発生することは、建築基準法の対象になっていた。しかし2022年9月1日の法改正で、一定の条件を満せば、建蔽率・容積率計算の対象外とすることが決まった。これにより駐車場を利用した創エネルギーが進めやすくなった。

またイオンでは、PPAモデルを活用した発電装置を設置するため、意思決定スピードが上がることも、早期の推進につながるとしている。

イオンは、イオンモール全店を含めたイオンの施設への設置拡大を進めることで、2018年に策定した「イオン 脱炭素ビジョン」にある店舗で排出するCO2等を総量でゼロにすることを、2040年までの当初計画より前倒して達成することを目指す。

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