日生協news｜SDGsの取り組みを加速｢コープサステナブルアクション｣

日本生活協同組合連合会(東京都渋谷区、土屋敏夫代表理事会長)は、全国各地の生協と「コープサステナブルアクション」を5月23日(火)から展開している。

「コープサステナブルアクション」は、5つのコンテンツを通じて、全国の生協とともに環境や社会問題について「知り」「学び」「アクションする」仲間を増やし、持続可能(サステナブル)な世界の実現を目指す取り組み。

これまでも日本生協連と全国の生協は、「生協の2030環境・サステナビリティ政策」で定めた5つの数値目標の達成に向けた取り組みをおこなってきた。CO2排出量の削減や再生可能エネルギーの開発などに積極的に取り組み、一定の成果を得ている。

SDGsの実現に向けては市民一人ひとりが具体的に行動を変化させていくことが重要と考え、これまでの取り組みに加えて、全国で約3000万人の組合員が参加する協同組合組織としての役割と責任を一層果たすため、今回のアクションを展開することとなった。

5つのコンテンツは次の通り。

●「見つけよう！コープいきもの探しクエスト」　2023年6月1日～10月31日

いきものコレクションアプリ「Biome(バイオーム)」内で“クエスト”と呼ばれるイベントを実施する。ゲームのような感覚で、出会った動植物の画像を投稿すると、地図上に表示される仕組みだ。時期、地点、種名などのデータが蓄積され、気候変動による影響調査や生物多様性の保全などに役立てられる。コープいきものマップの公開は2023年6月1日～2024年3月末まで。

●「目指せ！サスシェフコンテスト」　2023年6月1日～8月31日

「食品ロス」「省エネルギー」「認証ラベル食材の使用」いずれかをポイントに作られた、サステナブルを意識したレシピアイデアを募集する。審査の結果、サステナブルなレシピアイデアに選ばれると、専門家監修のもと本格的なレシピになり、サスシェフレシピとして、特設サイト内で紹介される。審査委員長は“冷凍王子”こと冷凍生活アドバイザー西川剛史氏が務める。結果発表は2023年内を予定する。

●「どこにある？サステナブル」　2023年5月23日～2026年3月末

日々の暮らしのなかにあるサステナブルな事例を「家の中」「外出中」「お店の中」の3シーンごとに紹介する。サステナブルはむずかしいことではなく、身近な存在であることに気づくきっかけをつくる。

●「サステナブルを学ぼう！サステナブル博士の部屋」　2023年5月23日～2026年3月末

4つのテーマ「エシカル」「脱炭素社会」「循環型社会」「生物多様性」について、動画やワークシートをはじめとする各種学習ツールを提供する。
(資料監修：WWFジャパン、国立環境研究所・江守正多氏、田崎智宏氏)

●「動画で学ぼう！SDGsのじかん」

環境やサステナビリティに関するテーマについて、オンラインで工場見学や学習講演などを開催する。期間中に2時間程度の企画を3回(6月9日、8月23日、10月)開催し、終了後にはYouTubeでアーカイブ動画を公開する。(2026年3月末まで)