スーパーアルプスnews|八王子市内2店舗で家庭からの廃食油回収事業に協力

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(株)スーパーアルプス(東京都八王子市、松本英男社長)は、東京都八王子市内の2店舗で家庭から発生する廃食油の回収に協力する。リサイクルシステムのITプラットフォーマーであるレコテック(株)(東京都千代田区、野崎衛CEO)が、東京都から採択された「多摩イノベーションエコシステム促進事業」に協力するもの。

 

スーパーアルプスは八王子市の協力のもと、家庭から出る廃食油の回収・資源化事業を店舗を通じて協力する。回収は楢原店、みなみ野店で実施される。スーパーアルプスのほか、八王子市役所本庁舎(2階ごみ減量対策課)、八王子市環境学習室(エコひろば)、八王子市南大沢清掃事務所でも実施される。

回収方法は、使用済みの天ぷら油、食用油を冷まし、紙や網でこしてあげカスなどを取り除き、ガラスびん以外のペットボトルなどのキャップが閉まる容器に入れ、回収ボックスに容器ごと入れる。回収できる油は、サラダ油、ごま油、菜種油、紅花油、コーン油、ひまわり油、大豆油、オリーブオイル、ラード、バター、ココナッツオイルなどの食用油全般。マヨネーズ、ドレッシング、食塩等の添加物が入っている調味油、飲食店、スーパーマーケットなど事業所から出る廃食油、食用以外の油は回収できない。アルプスでは今後、再生油の調達事業者との連携を強化し、廃食油の包括的な循環型サプライチェーン構築を目指す。また、レコテックとの事業を通じて、トレーサビリティの可視化や、一般消費者に回収油持ち込みを促すインセンティブ設計などをIoT活用によるイノベーションを進める。現在、日本では、廃食油の70%以上が回収され、燃料原料、工業原料、飼料原料に再資源化されており、高いリサイクル率を維持している。一方で、家庭から出る廃食油のほとんどはリサイクルされておらず、その量は年間10万トンにも及ぶと推計されている。

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