富士薬品news|3/27長野県千曲市と健康増進に関する包括連携協定を締結
(株)富士薬品(埼玉県さいたま市、高柳昌幸社長)は 3月27日(水)、「千曲市健康づくり計画」を推進する長野県千曲市(小川修一市長)と、健康増進に関する包括連携協定を締結した。
この協定により富士薬品は、主力事業の配置薬によるセルフメディケーション支援で地域住民の「健康づくり」を支援するとともに、防災・災害対策など地域の課題解決に貢献していく。同日、千曲市役所において、包括連携協定締結式を行った。
セルフメディケーションとは、自分の健康状態や生活習慣に気を配り、不調の際は市販薬を使って病気の予防や治療にあたること。
<富士薬品 配置事業本部 配置営業統括部 営業部部長 伊庭圭之助氏(左)と千曲市長小川修一氏>
•主な協定内容
⑴セルフメディケーションの強化
厚生労働省の定めにより、配置薬販売の営業員は原則として、登録販売者の資格を有している。この専門知識を生かして、OTC医薬品の適正使用をはじめ、地域住民の健康意識の向上につながる情報提供を行う。登録販売者とは、一般用医薬品(OTC医薬品)の販売に必要な専門資格。医薬品の専門の知識をもち、薬剤師しか販売できない第1類医薬品を除く一般用医薬品を販売することができる。
⑵千曲市のハブとして健康情報を発信
配置薬を契約している顧客のもとへ訪問する際、千曲市とのハブとなり、健康情報の提供や健康診断の呼びかけ、事故・病気防止の啓発などを行う。また、熱中症などの季節ごとの事故・病気防止の啓発を目的としたセミナー・イベントなども、千曲市と共同で実施することを検討する。
⑶高齢者等の見守りに関する取り組み
千曲市の住みやすいまちづくりに向け、契約者のもとへ訪問するという配置薬の特性を生かした取り組みを、千曲市と協議のうえ実施していく。
⑷防災・災害支援
災害発生時には、市役所・市施設などへ防災備蓄品を無償提供する。また、配置薬を契約している顧客に向けて、医薬品とともに災害時に欠かせない防災グッズ・備蓄品を要望に応じて用意するほか、千曲市からの防災・災害対策情報に関する情報を届ける。
富士薬品は、「とどけ、元気。つづけ、元気。」のスローガンのもと、配置薬販売や、ドラッグストア・調剤薬局といった、人の生活に寄り添い元気な毎日を支え続ける事業に取り組んでいる。配置薬販売は、営業員が家庭を定期的に訪問し、顧客に必要な薬を届ける、セルフメディケーションを支援する地域に根差したサービス。1930年の創業から、90年以上にわたって提供しており、千曲市では現在3500軒超の家庭で使用されている。