OICグループnews|シイタケ生産会社がグループ入り/国内シェア5割

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(株)OICグループ(神奈川県川崎市、高木勇輔社長)は6月30日、シイタケの生産事業会社をグループ傘下に治めた。キノコの種菌開発や生産者支援を手がける(株)北研が運営する馬頭工場のシイタケ生産事業を譲り受けた。OICグループが新設したキノコの生産・製造企業「キノラボ」を通じて行った。

北研は1961年の創業以来、多様なシイタケの種菌研究・製造で全国1500件以上の菌床栽培農家との取引きがあり、農家向け種菌シェアは約50%。また、同社が開発した主力品種「サンマッシュ」は国内産生シイタケで50%のシェアを持つと言われる。馬頭工場はその主要生産拠点の一つ。

キノラボは北研のきのこ栽培ノウハウを継承し、シイタケを始めとした多様なキノコの開発、生産・製造に取り組む。併せて、北研の種菌を使っている生産者との連携も推進し、OICグループ内の連携も見据えながらキノコの生産・流通体制を強化する。

具体的にはロピアやスーパーバリューを通じた直販に加え、外食部門eatopiaホールディングスにおけるラーメンのメニュー展開、飲食店や惣菜でのシイタケの出汁の活用なども視野に入れ、グループ内でのコラボレーションを推進する。

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