PPIHnews|2035年4兆2000億円・国内1000店舗超/10カ年長期経営計画

(株)パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(東京都目黒区、吉田直樹社長)が長期経営計画を発表した。

「Double Impact 2035」と名付けられた長期計画では、数値目標として、2035年6月期の連結売上高4兆2000億円(2025年6月期比186.9%)、営業利益3300億円(203.3%)、営業利益率7.9%(0.7P増)を掲げた。うち国内売上高3兆7000億円(195.3%)となっていて、構成比88.1%を占める。現状の84.3%から高まる。

長期計画は主に成長戦略とMD戦略の2つから成る。

成長戦略は、国内シェアの拡大を目標に次の4つを挙げている。
1.「日本地図制覇に向けて」新規出店拡大
2.「観光地型小売店の確立」によるインバウンド対策
3.「狭小商圏型新業態の開発」に向けた新規業態
4.「長崎屋やユニーでの成果に絶対的な自信」に基づくM&A戦略
特にに新規出店ではロードサイド120店舗、都市型レールサイド80店舗、インバウンド型50店舗といったように立地別に合わせて250店舗を出店することでシェア拡大を図る。また、新規業態では「食品強化型ドンキ」を進める。新業態含めて国内合計1000店舗突破を目指す。

MD戦略は、次の5つを挙げている。
1.PB/OEM戦略
2.NBとの取り組み強化
3.新カテゴリー強化
4.総菜カテゴリー強化
5.サプライチェーン戦略を進める
PB/OEMは売上高1.3兆円、総菜は2000億円の数値目標を掲げている。

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