パルタックnews|大王製紙・T2と自動運転トラック用いた幹線輸送の実証開始
(株)PALTAC(大阪市中央区、吉田拓也社長)は、大王製紙(株)(東京都千代田区、若林賴房社長執行役員)および(株)T2(東京都千代田区、森本成城CEO)と共同で、自動運転トラックを用いた幹線輸送の実証を、7月3日(木)から関東-関西間の高速道路の一部区間で開始した。
同実証は、化粧品・日用品卸売業最大手であるPALTACとエリエールブランドのトイレットペーパーなどを生産・販売する大王製紙が、輸送に合わせた発注タイミングや積載率向上に向けた発注数量、運行スケジュールに合わせた入庫時間の調整を行い、レベル4自動運転トラック(特定の走行環境条件を満たす限定された領域において、自動運行装置が運転操作の全部を代替する状態)による幹線輸送を目指す T2と共に、「2024年問題」などを背景に、将来トラックドライバー不足が深刻化するとされる長距離輸送の効率化を目的に開始した。
レベル4自動運転トラックによる幹線輸送の開始に先立ち、自動運転トラックで持続可能な物流が実現できるかを確かめるべく、T2が開発したレベル2自動運転トラック(ドライバーの監視のもとに行われる、特定条件下での高機能自動運転)で、関東・関西に所在する大王製紙の物流センター(DC)とPALTACの大型物流センター(RDC)の間で貨物を輸送し、オペレーションの有効性を検証する。
検証内容は、すべてドライバーが乗車してレベル2相当で実施するもので、以下の点を検証する。
・貨物を積載した幹線輸送における自動運転の走行ルート及び走行リードタイム検証
・想定したオペレーションパターン、スケジュールの有効性検証
・輸送品質の確認