コメリnews|国際輸送での一貫パレチゼーションを開始

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(株)コメリ(新潟県新潟市、捧雄一郎社長)とNIPPON EXPRESSホールディングス(株)(東京都千代田区、堀切智社長)のグループ会社である日本通運(株)(東京都千代田区、竹添進二郎社長)は、10月から日本パレットレンタル(株)(東京都千代田区、二村篤志社長、以下「JPR」)のレンタルパレットによる国際間の一貫パレチゼーションを開始した。

「一貫パレチゼーション」とは、パレットを企業間で共有して、リレーのバトンのように輸送に使用することで、物流の結節点で生じる人力による荷役作業を解消すること。一貫パレチゼーションには標準化されたパレットと共有のしくみが必要で、JPRは標準規格サイズパレットをレンタル方式によって企業に供給することで一貫パレチゼーションを可能にしている。

・国際間の一貫パレチゼーションの概要
(1)輸出国側拠点となるNX中国は、JPRからレンタルパレットの供給を受け、輸出の前に商品をパレットへ積み付ける。
(2)海上コンテナへのバンニング(コンテナへの積み込み)をパレットで行う。【省力化】
(3)海上輸送を行う。
(4)日本通運が輸入港からコメリ物流センターまでドレージ(陸送)し、海上コンテナからのデバンニング(コンテナからの荷下ろし作業)をパレットで行う。【省力化】
(5)日本国内のコメリ物流センターに商品がパレット積みのまま輸送され、そこで空になったパレットはJPRに返却される。

一貫パレチゼーションの導入により、コンテナデバンニング時の作業時間は、40FTバラ積みコンテナと比較して1本当り約2時間短縮しており、1年間の作業時間は約1016時間の短縮が確認できた。さらに、木製パレットは年間約2万枚以上の廃棄・削減を可能にし、年間約170トンのCO2削減を確認した。

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