SAFnews|スーパー各社が廃食油回収/日航の「すてる油で空を飛ぼう」に賛同
スーパーマーケット各社が廃食油の店頭回収を進めている。日本航空(株)(東京都品川区、鳥取三津子社長)が進める「すてる油で空を飛ぼう」プロジェクトとして廃食油を原料とした航空燃料SAFの製造に賛同するもの。
(株)アオキスーパー(愛知県名古屋市、青木俊道社長)はアオキスーパー店舗で廃食油の回収ボックスを設置し、回収を開始する。アオキスーパーの「創業の地」である大治町の2店舗(大治店・大治南店)で回収を開始し、全店舗での回収に向け順次拡大する。
イオンマーケット(株)(東京都杉並区、乾哲也社長)は展開するピーコックストアで2024年10月に国産SAFの店頭回収を開始した。2025年7月末までにピーコックストア28店舗で回収を開始し、2025年度中に全35店舗へ導入予定。
SAFは Sustainable Aviation Fuel の頭文字をとったもの。原料の生産・収集から製造、燃焼までのライフサイクルで従来の航空燃料に比べ温室効果ガスの大幅な排出削減が期待でき、既存インフラをそのまま活用できる航空燃料。
航空機の脱炭素化推進の一環として、家庭から出る廃食油を原料に持続可能な航空燃料 SAF 製造を進めている。回収する油は常温で液体の植物性油で、サラダ油、ごま油、なたね油、コーン油、紅花油、こめ油、大豆油、ヒマワリ油、オリーブオイルなど。