日本生協連news|資源循環システム構築に向けた実証事業を開始
日本生活協同組合連合会(東京都渋谷区、新井ちとせ代表理事会長、以下「日本生協連」)は、経済産業省による「令和7年度 資源自律経済確立産官学連携加速化事業費(広域自治体における資源循環システムの構築に向けた実証事業)」に参画する。

同実証事業は、再生プラスチックなどの再生材の供給量を一層拡大するため、再生材の回収から再資源化までのスキームを、大都市圏、地方都市、中小地域といった地域特性に応じて構築し、各地域の関係事業者とともに実証を行うことで、資源循環システムの構築を目指す取り組み。
日本生協連は、大都市圏での実証に参画し、本部ビル(コーププラザ)から排出されるプラスチック廃棄物を提供する。他事業者からの提供分とあわせて近赤外線光学選別を行い、ケミカルリサイクルに適した素材(ポリオレフィン樹脂など)を抽出する。抽出されたプラスチック廃棄物は加工処理のうえ油化ケミカルリサイクルの実証を行う。
油化ケミカルリサイクルとは、プラスチックを熱分解して炭化水素油とし、これを分留することで、再びプラスチックなどの化学原料として再生するリサイクル手法。
