オイシックスnews|第1回「食と農「をつなぐアワード」の部門で「大臣官房長賞」
オイシックス・ラ・大地(株)(東京都品川区、高島宏平社長)の連結子会社(株)とくし丸が、第1回「食と農をつなぐアワード」の「食品アクセスの確保」部門で大臣官房長賞を受賞した。
とくし丸は、買物が困難な高齢者を中心に、食品や日用品を販売する移動スーパー事業を全国で約1200台を展開。現在は145社のスーパーと提携し、都市部や郊外を問わず、約18万人の顧客に対し「買物支援」と「見守り活動」のサービスを提供している(2025年10月時点)。これらの活動が評価された。
「物理的アクセスの事業として先駆的であり、また福祉との連動をしているところは非常に高評価。販売ドライバーなどの雇用も生み、収益性がありつつ地域の課題を解決するよいモデル。」と審査員がコメントしている。このモデルをつくり上げたのは2012年にとくし丸を創業した住友達也氏。コメントは住友氏の創業趣旨そのものが表れている。

「食と農をつなぐアワード」は、農林水産省が展開する「ニッポンフードシフト」の一環として創設された表彰制度。 持続可能な食料供給に向けた、先進的かつ主体的な取り組みを選定・表彰することを目的としている。
「ニッポンフードシフト」は、日本の「食」が抱える課題に対し、消費者・生産者・事業者・行政が一体となって向き合う官民協働プロジェクト。 時代に合わせた「食」のあり方を考え、持続可能な未来に向けて新しい行動を起こしていく取り組みになる。
