アインnews|18年4月期は年商2683億円8.2%・経常利益33.5%の増収増益

(株)アインホールディングス(北海道札幌市、大谷喜一社長)が2018年4月期の決算を発表した。

売上高2683億8500万円(前年同期比8.2%増)、営業利益196億2200万円(34.7%増)、経常利益201億2900万円(33.5%増)、純利益105億6700万円(32.9%増)と、増収・大幅増益だ。

営業利益率は7.3%、経常利益率は7.5%。

同社はファーマシー事業が柱である。その売上高は2386億4500万円(7.6%増)、セグメント利益は226億6800万円(18.6%増)と増収増益であった。出店はM&Aも含めて、グループ全体で36店舗を出店し、73店舗を閉鎖した。グループ薬局総数は1029店。

2018年4月からの調剤報酬改定では、対物業務から、対人業務への構造的な転換を進めるために、かかりつけ薬剤師、薬局の評価が推進されることになった。アイングループでは、「かかりつけ薬剤師・薬局」として、地域医療との連携、おくすり手帳等を活用した薬剤に関する情報の一元的・継続的な把握、それに基づく薬学的管理・指導の強化を進めている。

コスメ&ドラッグストアの「アインズ&トルペ」を主とするリテール事業は、売上高241億1700万円(12.8%増)、セグメント利益は6億5700万円。首都圏への積極出店、既存店の改装、関連商品を中心とするMDの強化で、既存店売上高は前年を上回って推移した。また、「リップス&ヒップス」「ココデシカ」を始めとするオリジナルブランドや、全般的な仕入れの見直しによって粗利率が改善した。業務の効率化と経費の低減などによって、前期の8億6600万円の損失から一転、収益は大きく改善した。4店舗の出店、8店舗の閉店があり、4月末のコスメ&ドラッグストアは48店舗。

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