イズミnews|第1Q 1780億円0.4%減も二桁増益/既存店売上げ伸びず 

(株)イズミ(広島県広島市、山西泰明社長)が2019年2月期の第1四半期決算を発表した。

営業収益1780億0500万円(前年同期比0.4%減)、営業利益80億9000万円(8.4%増)、経常利益81億5200万円(11.9%増)、四半期純利益55億1000万円(15.7%増)の減収増益だ。

営業収益対比営業利益率は4.5%、同経常利益率は4.6%。

そのうち、売上高は前年同期比9億3600万円(0.5%)減少して、1696億1300万円。これは、主に前期の新設店舗と熊本地震被災店舗の営業再開の通年稼動が貢献したものの、既存店売上げが伸び悩んだことが減収の要因だ。売上総利益は、365億9400万円(前年同期比2億0500万円減)。売上総利益率は21.6%と前期とほぼ横ばいだ。

“日本一の高質リージョナル総合スーパー” を目指し、「中期経営計画(2019年2月期から2021年2月期)」を策定している。その初年度に当たる今年度は、積極的な成長戦略、競争力強化、人材育成の施策を打ち出している。また機構改革として「未来創造推進本部」を設置して、販売促進、お客様サービス、店舗業務の生産性改善、情報システムの機能をその傘下に集約している。これによって一気通貫にデジタル化を推進することで、将来の小売業のあり方を再定義する取り組みがスタートしている。

しかし今回の西日本豪雨は、広島を本拠地に中国地方・九州地方で店舗を展開するリージョナルチェーンのイズミにとっては大変な災難だ。地域の復旧・復興のための貢献を期待したい。

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