フジnews|第3Q営業収益2315億円の減収減益も回復基調で業界再編の渦の中

(株)フジ(愛媛県松山市、尾﨑英雄社長)が2019年2月期の第3四半期決算を発表した。

営業収益は2314億6000万円(前年同期比1.5%減)、営業利益は47億1900万円(1.8%減)、経常利益は59億8100万円(0.3%減)、四半期純利益は31億5300万円(10.1%減)の減収減益だ。ただし西日本豪雨被害のあった第2四半期からは回復基調にある。

営業利益率は2.0%、経常利益率1.4%。

小売事業の営業収益は2266億1600万円(1.4%減)。11月にフジ波止浜店(愛媛県今治市)と、創業1号店のフジ宇和島店(愛媛県宇和島市)を建て替え新設した。また9月にフジグラン三原の食品館、10月にフジ柳井店(山口県柳井市)、11月にフジ宇和店(愛媛県西予市)の改装を実施。10月にはフジ・ZY東雲店(広島市南区)をディスカウントストアからスーパーマーケットに業態変更した。

ノンストアリテイル事業では、移動スーパー「おまかせくん」のサービスを10月に中国地区で初めて広島市安佐北区に導入した。拠点店舗は愛媛県中予地区に6店舗、南予地区に2店舗、広島県で1店舗となった。

小売周辺事業の営業収益は260億8600万円(前年同期比0.3%増)。

(株)イズミ(広島市)が4月5日に(株)セブン&アイ・ホールディングスと業務提携したのに続き、10月12日にフジがイオン(株)との間で資本業務提携契約を結んだ。さらに12月25日には(株)リテールパートナーズ(山口県防府市、田中康男社長)が(株)アークス(札幌市、横山清社長)、(株)バローホールディングス(岐阜県恵那市、田代正美会長兼社長)と資本業務提携すると発表した。西日本の小売業の再編はまだまだ続きそうな気配だが、フジはイオングループの四国中国戦略の中核に位置する。

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